2018年、新しい年が明けました。今年は貯蓄できそうですか。
ライフステージによって大きな出費が続く年、ありますよね。
例えば子どもの受験、自家用車の買い替え、病気や親の介護などなど。
そんなときどうすれば、生活を崩すことなくプラスへ方向転換できるのか、考えてみましょう。

目次
支出項目、金額、支払日を洗い出し、支払い方法を検討
年の初めの今こそ、大切です。1年の収支が赤字になるか、黒字になるかの別れ道となるかもしれません。
まずは家族の予定を考え合わせ、大きな支出を洗い出しましょう。
昨年の支払いを思い起こし、自動車税や固定資産税など各種税金、年払いにしている保険料なども一緒に下図のようにまとめてみましょう。

いつ・いくら・何に必要か明確になったら、まずは購入を検討しているものは、そもそも購入がベストな方法か考えてみましょう。
例えば車
車検の時期なら、まずは見積もりからです。
その後車検を受けたとしても見積もりをするだけで、キャッシュバックしてもらえるディラーもあります。
維持費や使用頻度などから再検討し、複数所有しているご家庭なら「カーシェアリング」が身近になってきています。
タイムズカープラスは島根県・佐賀県以外の全ての都道府県をカバー、全国に約9,000ステーションあります。

またカレコ・カーシェアリングクラブでは使った分だけ、初期費用0円、月額基本料980円、10分80円から利用できます。

目的によって支払い方法を考える
必要な支出が決まれば、次は支払い方法です。
大きな旅費が考えられる場合
帰省やなどで大きな旅費が考えられる場合は、旅行会社の旅行積立をするのも良いでしょう。
ANA、JAL、近畿日本ツーリスト、JTB、日本旅行などを利用すれば、半年から1年の積立期間でサービス額率は0.8%~3%。
JALを一例に挙げると、4万8,544円を一時払い6か月満期コースにすれば半年後には5万円に、1,456円プラスして受け取れます。

金利0.001%の普通預金に預けておくよりずっと、お得です。
利率やサービスはもちろん、契約する会社も信頼度も考え合わせ検討してください。
百貨店をよく利用するなら
さらに、お中元やお歳暮など百貨店をよく利用するなら、「友の会」に加入し積み立てるのがおススメです。
三井伊勢丹のエムアイ友の会では1年積み立てると、なんと年利は15.4%、5,000円を1年間積み立てれば6万円、のところが6万5,000円受け取れます。

ただし、これらの積立は使用用途が限られることもあるため、内容をしっかり確認しましょう。
金利だけで決断しないほうがよいこともある「ローン」
さらにローンなどを利用して、「借りる」という選択をしたときは、金利だけで決断しないほうがよいこともあります。
特に大きな出費となる大学の教育資金は、必要になる時期が受験期、進級時によってもかわります。
また学校によって延納、分割が認められたり、成績によっては免除されることもあります。
方法は一つではありません。
必要なものをどのような手段で手に入れるか、支払う金額が高額であればあるほど、後々の家計にも大きな影響を与えます。
早めの行動と、情報の収集が大切です。
毎月の家計で赤字をださない工夫を
家計を赤字にしないためには、日々の家計もしっかり見つめなければなりません。
たとえ大きな金額でなくても、子どもが中学から高校になっただけでもおこづかいのプラスアルファが必要になったり、成長するほどに食べる量が増えることはよくあることです。
金額は少なくても馬鹿にはできません。
月々の支出が赤字にならないように、支払い金額がかわる変動費(食費、交際費など)はいくらまで使えるか予算をたて、今いくら使っているか、あとどれだけ使えるのか残金を意識しましょう。
家計簿がなくても大丈夫、以下のような表はいかがでしょうか。
足し算、引き算だけで簡単管理ができます。
スマホをお使いなら、グーグルのスプレッドシートを利用すれば、PCでも携帯からも残金確認したり、電卓がなくても関数計算を利用して計算することができます。

家計に黄色信号が点灯し始めたら、節約できる項目はないかを検討するのはもちろんのこと、必要なものを安く購入できる方法を考えましょう。
例えばイオンをよく利用するならお客様感謝デーの5%オフを活用する、たまっているポイントを使用するなど。
塵も積もれば節約となります。
1年間を見通し、日々の暮らしに赤字をださないように工夫して、今年1年間を乗り切りましょう。(執筆者:吉田 りょう)