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「1日乗車券」使ったことありますか?
使っている人とそうでない人の差が激しいものの一つに、「1日乗車券」が挙げられます。
言われてみればポスターで見かけるような気がしても、結局のところは面倒でよく分からないから使わないという人もいるようです。
ただ、都営まるごときっぷは本当にお得なので、ぜひ多くの人に活用していただきたいです。
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特に観光で東京へいらっしゃる方は、積極的に検討してみてください。
東京都交通局の「都営まるごときっぷ」は都営バスも充実
都営まるごときっぷは、その名の通り東京都交通局が運営している公共交通機関を丸一日利用できるものです。
都営地下鉄、都バス(多摩地域を含む。)、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーを1日に限り何回でもご乗車いただけます。(東京都交通局ホームページより)
発売額は大人が700円、小児が500円となっています。
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使用例
例えば、月島駅から練馬駅まで片道381円(ICカード利用時。現金390円)かかります。
往復で762円です。このケースでは黙ってPSAMO等で改札を通過するより、あらかじめ都営まるごときっぷを買って利用した方が得だったという計算になります。
もちろん、都営バスも乗り放題です。
東京は鉄道が充実した街ですが、中には駅から遠いところもあります。
ただ、そのような場所ほど都営バスが充実しています。
加えて、東京や品川、新宿や池袋といったターミナル駅の前には何台もの都営バスが待機しています。
なお、都営バスは無料wifiが使えるので、次の訪問先をネットで調べながら移動することも可能です。
「都営縛り」になりますが…
ちょっと時間に余裕のある人であれば、あえて「都営縛り」の移動を楽しむことで、より東京都を楽しむことも考えられます。
新宿から秋葉原へ向かう場合
新宿から秋葉原へ向かう場合、普通はJR中央・総武線を利用することでしょう。
ここで、あえて都営新宿線を利用して新宿駅から岩本町へ向かうことも考えられます。
岩本町駅から秋葉原までは徒歩数分です。
秋葉原へ向かう途中には、マニア垂涎の書泉グランデがそびえたっています。
もし秋葉原に飽きたら、都営バスに乗って東京大学赤門を見に行くこともできます。
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下町の方を周るなら
下町に行ってみたいという旅行通の方は、江東区を通って江戸川区の葛西駅までたどり着くことが可能です。
なお、都営バスの乗車料金は206円(ICカード利用時。現金390円)です。
4回乗ればバスだけでも元がとれます(乗継割引利用時を除く)。
ただし、太川陽介さんや蛭子能収さんのように、バスにこだわるのであれば、都バス一日乗車券(大人500円、小児250円)を利用するという方法も考えられます。
1日乗り放題となる東京フリーきっぷは他にもあります
他にも、東京メトロ(全線)やJR線(都区内に限る。)も含めて1日乗り放題となる東京フリーきっぷもあります。
しかしこちらは大人1,590円、小児が800円となっているので、よほど移動を頑張らないと元がとれないかもしれません。(執筆者:小山 信康)