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銀行員のアドバイス
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私たちの生活には銀行の存在が欠かせません。
しかし、銀行の金融商品は多種多様で、一般の人にはよくわからないものも多いでしょう。
そんな時、なんの予備知識もなく銀行員にアドバイスを求めると、単に「銀行員が売りたい商品」を売りつけられて後悔する恐れがあります。
※もちろん、そういう銀行員ばかりではありませんが、盲目的に銀行員は安心と信じてしまうことに警笛を鳴らしたいです。
今回は、筆者が銀行窓口で絶対にしない3つのNG質問をもとに、銀行員のセールストークに惑わされることなく、冷静に金融商品を選ぶための基本的な心構えについてお話しします。
NG1「おすすめの(金融)商品はなんですか?」
まず、いかなるケースでも銀行員に「おすすめの(金融)商品はありますか?」と尋ねるのはNGです。
なぜなら、銀行員がすすめる商品はあくまでも「銀行で販売を推進しているもの」であり、顧客にとってメリットになるかどうかは怪しいからです。
例えば、最近銀行の窓口で筆者がよく勧められる
は、よほど口座の管理をしっかり行わないと、自動的に高い利息がつく「借金」をする恐れがある商品です。
そのような商品をあえて売る理由はもちろん「会社にとって利益が高い商品」だからです。
銀行は慈善事業ではない
低金利政策が続く中、銀行は高い手数料や利息など、より多くの利益が期待できる商品を売ることが必須となっています。
悪く言えば顧客をカモにしてでも利益を上げる必要があるのです。
そのため、基本的な心構えとして、
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NG2「固定金利と変動金利のどちらがおすすめですか?」
住宅ローンなどの返済方法について、「固定金利と変動金利のどちらがいいですか?」と尋ねるのもNGです。
金利が低い今、銀行員にその質問をすればほぼ100%「変動金利がおすすめ」と言うでしょう。変動金利の利率がとても低いからです。
しかし実を言えば、固定金利は金利の変動に左右されず返済プランを立てやすいなどのメリットがあり、人によっては固定金利の方が適している場合があります。
しかし、銀行員はそのことを顧客に説明しません。
なぜ説明しないのか…
顧客に変動金利を選んでもらった方が銀行にとっては利益になるというのが一番の理由ですが、実はもう1つ理由があります。
一般的な顧客は、意外と目先の利益に囚われがちです。
そのため、銀行員が顧客の状況を考慮した上で固定金利をおすすめしても、変動金利よりずっと利率が高いことに納得せず他の銀行に行ってしまう人が多いのです。
そのような理由から、銀行員は変動金利をすすめるしかないのです。
以上の理由から、固定金利と変動金利についての銀行員の意見はあくまでも参考程度にとどめ、あとは
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NG3「どんな投資商品を選ぶとお得ですか?」
3つ目のNG質問は「どんな投資商品を選ぶとお得ですか?」です。
そう聞けば、銀行員が高い手数料や維持費がかかる外貨預金などを紹介する確率が高いでしょう。
今や銀行は各種金融商品の手数料収入で成り立っていると言っても過言ではないからです。
NISAは例外
個人投資家向けの少額投資非課税制度「NISA」や「積立NISA」などは例外です。
これらは低リスク低コストの投資信託で、運用益が一定期間非課税(NISA5年・積立NISA20年)となる制度です。
●インデックスファンド
日経平均株価、TOPIX、MSCI Kokusai Indexなど
●バランスファンド
つみたて6(4)資産均等バランス、野村6資産均等バランスなど
●アクティブファンド
ひふみプラス、年金積立Jグロース、フィデリティ・欧州株・ファンドなど
各金融機関は金融庁の先導のもと、これらの比較的安全だと言われる商品を積極的におすすめしています。
ちなみに、筆者は日経平均株価のインデックスファンドを運用しています。
これなら購入しても大きな問題にはならないでしょう。
ただし、投資商品には必ずリスクがあります。
高い利益が期待できる商品はさらに高いリスクを伴います。
また、
預金ではないので保護の対象にはなりません。そのため、よく考えた上で、購入するかどうかを判断しましょう。
※自分で選ぶなら、つみたてNISAをはじめよう。おススメの証券会社はこちら。
SBI証券⇒公式HPへ
マネックス証券⇒公式HPへ
「自分で」判断
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銀行員は、
いくら筆者が元銀行でも、毎日商品を売り込み続ける現役銀行員には太刀打ちできません。
下手をすれば巧みな勧誘に引きずられそうになります。
そんな銀行員の巧みな勧誘を一般の客がうまく避けるためには、とにかく
ことです。
また、最終的にどの金融商品を選ぶかについては、さまざまな情報を元に「自分で」判断しましょう。(執筆者:大岩 楓)
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本記事を4コマ漫画にしてみました。こちらもお楽しみください。
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