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節約バレンタインの定番術
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100円前後の板チョコレートや割チョコを使って、とにかく質より量のチョコレートを大量生産する
は、節約バレンタインの定番ではないでしょうか。
クラスメイトや会社の同僚に配る人もたくさんいます。
チョコレートはラッピング命
手作りチョコレートの最大のネックは「ラッピング」です。
どんなにおいしいチョコレートでも、ラッピングで手を抜いてしまうと、見た目は市販のチョコレートに負けてしまいます。
かといって、ラッピングにお金をかけてしまっては本末転倒です。
コスパも見た目も重要
バレンタインの時期になると、手作りグッズ売り場には、クラフト紙で作られた小さな紙袋やカラフルなリボンが並びます。
手作りチョコレートは、それらの小袋に小分けされて配られるのですが、クラフト紙の紙袋は100円ショップでも5枚100円程度です。
チョコレート同様に質より量を求める人たちにとっては、コスパが悪いようにみえるのではないでしょうか。
無印良品「クラフト紙」
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ラッピングに「質もデザインも量もコスパも」求めるならば、無印良品の「クラフト紙」をおすすめします。
無印良品の「クラフト紙」は、90cm×10mで294円(税込み)です。
ロール状になっているため、好きな大きさに切って使うことができます。
厚みも市販の紙袋よりも厚いため、中に入れるチョコレートをしっかりとガードできるでしょう。
無印良品の無料ラッピングをヒントにする
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クラフト紙を小さな紙袋に加工するならば、無印良品の無料ラッピングをヒントにすると簡単です。
無印良品では、小さなメモ帳一つでもラッピングをお願いすると、クラフト紙で作られたおしゃれな紙袋に入れてくれます。
普段の紙袋とは違い、底面が長いテープ状に切られたクラフト紙で縫い付けられているのです。
「のり接着」ではなく、ミシンで縫ったようにするだけで、おしゃれなラッピングになります。
カラーペンを使ってメッセージやイラストを書き添えても喜ばれるのではないでしょうか。
ベルギーの老舗チョコレートブランド「デジレー」
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「デジレー」は、2016年に日本に来て以来、うなぎ上りに人気上昇しています。
人気の秘訣は、一定額以上の商品を購入するともらえる「おまけ」にあるようです。
一定額といっても、1,000円程度であるため、ほとんどの人は「おまけ」をもらうことができます。
「おまけ」の小箱には、トリュフチョコレートとミニ板チョコが一つずつ入っています。
数に限りがあるため「おまけ」が欲しい人は早めに購入しましょう。
1つ買っておまけをゲット「デジレー」で賢く節約
バレンタインは、本来ならば「あげる」ことが目的ですが、チョコレートの催事場に足を踏み入れると、どうしても「自分用」にお金を使ってしまうものです。
「おまけ」を自分用にするのか、「メイン」を自分用にするかは迷いますが、1つ購入で2つを手に入れられる「デジレー」は、メリットが大きいブランドではないでしょうか。
売れ残りセールは狙えるか
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以前は、バレンタインが終わればハートマークの包装紙がワゴンに山積みになって半額セールになっていたものです。
「チョコレートメーカーの売上の20%はバレンタインが占めている」とも言われ、一昔前までは「バレンタインのための商品開発」が盛んでした。
バレンタインの時期になれば、チョコレートを売る店は「販売予測よりも多めに仕入れる」ことが常識でした。
そして売れ残った商品は返品の手間と経費をかけないために、そのまま値下げして販売されていたのです。
チョコレートメーカーの「無駄が出ない策」
最近は、バレンタインが終わっても「バレンタイン売れ残りセール」をやる店はほとんどありません。
チョコレートメーカーの販売戦略が変化したのです。昔はバレンタインといえば「ハート」が定番でした。
しかし最近は、バレンタインの果たす役割も時代と共に変わり、「恋人に贈る」というよりも「感謝」や「あいさつ」の意味合いが強くなってきているのではないでしょうか。
そのため、チョコレートのデザインも「ハート」ではなく、いつも食べているチョコレートの延長線上にあるような「一般的」なデザインが増えているのです。
「一般的」なデザインは、バレンタインだけでなくホワイトデーにも使えるし、例え売れ残っても継続して定価で販売することもできます。
「バレンタイン売れ残りセール」を期待するなら奇抜なデザインを狙え
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メーカーにとってはメリットがあっても、消費者側からみれば「売れ残りセール」がないことは寂しく感じられます。
昔ほど最大的な値下げはありませんが、スーパーでは一部商品が値下げされることもあります。
値下げされる商品は、やはり「ハート」などのバレンタイン期間しか需要が見込めない商品でしょう。
百貨店や高級チョコレートブランドの商品は「売れ残りセール」は期待できません。
スーパーでバレンタインのチョコレートを買うならば、定番商品は定価で購入し、
という方法がおすすめです。(執筆者:式部 順子)