入園・入学シーズンが近づく中、お子さんの入学準備に余念がない保護者も多いでしょう。
そんな保護者の皆さんにそろえてほしいのが「ソーインググッズ」です。
最近は100均の手芸コーナーでもよいソーインググッズがそろっています。
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今回は、長年洋裁をたしなんでいる筆者がおすすめする100均ソーインググッズをご紹介します。
目次
「平ゴム」は必需品
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100均ソーインググッズの中でも特に必需品としておすすめしたいのが「平ゴム」です。
100均手芸コーナーには次の3種類があります。
1. ゴムテープ
スモックや給食着の襟元や袖口に使います。
3.5mm~10.5mmの幅違いで5種類ほどあります。
2. 帽子用あご紐
園児用帽子や紅白帽などで使うゴムです。
両端がフリル状になっています。
3. 織ゴム
主に体操着やジャージのズボンのウエストに通します。
15mm~25mmの幅違いで4種類ほどあります。
子どもの体操着や帽子に使う平ゴムは、動きが激しい子どもが使うとすぐダメになるため、常に替えを用意しておく必要があります。
その点、100均の平ゴムは、安いのに意外と丈夫なのでおすすめです。
「カラー紐」は種類が豊富
給食袋や体操着袋に使う「カラー紐」も消耗品ですから、いざというときのために予備を用意しておきましょう。
100均のカラー紐は、直径5mm、6mm、7mm。
その中から袋の大きさや紐通しの幅に合わせて選びます。
白と黒はもちろん、他にもさまざまな色があり、100均とは思えない品ぞろえです。
ゴムテープやカラーひもとセットでそろえたい「ゴム通し」
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ゴムテープやカラー紐と一緒にぜひ揃えておきたいのが「ゴム通し」です。
100均には3種類のゴム通しが売られています。
1. ハサミ式
ゴムを挟むタイプです。幅広のゴムに適しています。
2. 耳穴式
耳かきのような形状です。輪に細いゴムテープを結び付けて使います。
3. 玉つき型
片方の先端が丸く、もう片方にゴムをかける輪があります。ゴムを通す部分が長い場合に重宝します。
なお、店頭では「ハサミ式 + 他1種類」の2種類セットで売られています。
筆者は手芸店で買ったゴム通しを長年使っていますが、先日試しに100均で買ったハサミ型のゴム通しと使い心地を比べた結果、それほど差がないと感じました。
制服がある園や学校なら「ホック & かぎホック」は必需品
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お子さんが制服のある園や学校に通っているなら、ホックとカギホックも必需品です。
100均のスナップのサイズは、10mm、12mm、14mmです。
また、カギホックの大きさは1種類、色はシルバーとブラックの2種類があります。
園や学校では短い時間で慌てて衣服を脱ぎ着することも多いため、帰宅したときにホックやカギホックがなくなっているのは日常茶飯事です。
また、夜遅い時間になってからホック(かぎホック)がないとわかると、あわててコンビニに駆け込み高い品物を買う羽目になります。
そんな場合に備え、100均のホックやカギホックを常備しておくことをおすすめします。そうすればいつでも慌てずに対処できます。
その他、ネームテープやゼッケン、シールワッペンなど、名前つけ用のグッズもあると便利です。
筆者がおすすめできない100均ソーインググッズとは
今回の記事ではおすすめの100均ソーインググッズをご紹介しましたが、最後に筆者が「100均で買わない方がよい」と思うものを挙げます。
それは、針、糸、ハサミです。
・ 糸は安い分よりが甘く切れやすい
・ ハサミやリッパーは切れ味が悪い
筆者の経験では、手芸店で買ったメーカー品が20年以上洋裁などで酷使しても使えるのに比べ、100均の道具は長く使えません。
糸はよりがしっかりしていないとほつれやすくなります。
また、針やハサミはいいものを選ぶと長く使えるため、それらは手芸店でよく吟味した上で買うことをおすすめします。(執筆者:大岩 楓)