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またも改悪

4種類の電子マネーにチャージ可能で、しかもチャージ金額の1.2%分のポイントが付与されることで人気の「リクルートカード」。
しかし、2018年4月16日より、ポイント付与の対象となる電子マネーチャージ額が、上限3万円となります。
今回は、改正のポイントともに、対策も紹介しちゃいます。
電子マネーチャージ上限額が3万円に
これまで、リクルートカードはどれだけ電子マネーにチャージしても、1.2%分のポイントが付与されましたが、2018年4月16日からは、月3万円という上限金額が設定されます。
チャージ可能な電子マネーの合計で、月3万円

リクルートカードは、チャージ可能な電子マネーの種類が、国際ブランドによって以下のように異なります。
VISA/マスターカード
・ nanaco
・ モバイルSuica
・ 楽天Edy
・ SMART ICOCA
JCB
・ nanaco
・ モバイルSuica
注意
VISA/マスターカードの場合、nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMART ICOCAで
というところです。
筆者は、nanacoを使ってセブンイレブンで自動車税などの収納代行をよく利用しており、月3万円以上nanacoを使うことも結構ありますので、結構ショックですね。
「リクルートカードショック」の対策カード
そんな「リクルートカードショック」に対応するため、ここでは何枚かのクレジットカードを紹介します。
1. リクルートカードをもう1枚発行して、上限を月6万円に

リクルートカードは、VISA/マスターカードブランドが三菱UFJニコス、JCBブランドはJCBカードが発行しています。
異なる発行会社であれば、リクルートカードの2枚持ちも可能で、2枚合わせて電子マネーチャージのポイント付与対象となる金額は、合計6万円です。
ただし、JCBブランドは楽天Edy、SMART ICOCAにチャージできませんので、注意しましょう。
2. nanaco、楽天Edyへのチャージで1%付与の「タカシマヤセゾンカード」

リクルートカード以外で高付与率を狙うなら、「タカシマヤセゾンカード」がおすすめです。
nanaco、楽天Edyへのチャージで1%分のポイントが付与されます。
アメックスでも年会費無料なのがメリットですが、付与されるポイントが永久不滅ポイントではなく「タカシマヤポイント」です。
タカシマヤポイントは、タカシマヤでの利用や全国百貨店共通商品券などにしか交換できないので、使い勝手があまりよくありません。
3. nanacoとの相性で選ぶなら「セブンカードプラス」

電子マネーと、チャージで貯まるポイントとの相性で選ぶなら、nanacoは「セブンカードプラス」です。
nanacoへのチャージで付与されるポイントは、0.5%と決して多くはありません。
しかし、セブンカードプラスでためられるポイントは「nanacoポイント」、オートチャージも可能で、たまったポイントはnanacoにチャージできます。
4. 楽天Edyとの相性で選ぶなら「楽天カード」
nanacoと相性の良いカードがセブンカードプラスならば、楽天Edyと相性の良いカードはもちろん「楽天カード」です。
楽天Edyへのチャージで付与されるポイントは0.5%なものの、チャージ&電子マネー利用でたまるポイントは、どちらも楽天スーパーポイントです。
加えて、電子マネーとクレジットカードが同じグループだと、改悪の可能性が低いのもメリットですね。
5. Suicaならば「ビックカメラSuicaカード」

モバイルSuicaについては、ビューカード発行カードの中でも「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。
モバイルSuicaへのチャージで1.5%分のポイントが付与されます。
リクルートカードの付与率よりも高いので、モバイルSuicaはビックカメラSuicaカードに任せると、月3万円の上限を節約できますね。
年1回でも利用すれば年会費は無料ですし、モバイルSuicaの年会費もかかりません。
6. SMART ICOCAは「J-WESTベーシックカード」

SMART ICOCAならば、「J-WESTベーシックカード」がいいでしょう。
チャージ&利用で合計1%のポイントが付与されます。
コストを考えると、年会費無料のベーシックカードがベストです。
「リクルートカード」の上限対策
基本は、リクルートカードでチャージをした方がお得ですが、モバイルSuicaだけはビックカメラSuicaカードなどのビューカードがいいでしょう。
それでも月3万円に近くなったら、他のクレジットカードで電子マネーチャージをするといいでしょう。(執筆者:角野 達仁)