つい最近子どもが自立した我が家。
子どもの学費に頭を悩ませる心配もなくなり、ほっとしたところで考えたのは、
ということでした。
これを機に、長年継続してきた生命保険を見直してみました。

目次
死亡保険
子どもの学費や毎月の仕送りなどでばく大なお金がかかっていたため、夫婦のどちらかに万が一のことがあった場合に備えてかなり大きな金額の生命保険を掛けていました。
しかし子どもが卒業して無事に就職した今、高い掛け金を払って死亡保険を継続する必要はないだろうということになりました。
そこでインターネットで展開している保険会社も含めた複数の会社でシミュレーションしてもらったところ、各社から死亡保険の大幅な減額を勧められました。
そこで最も詳しいシミュレーションを作ってきてくれた保険会社のアドバイスをもとに死亡保険の金額を5分の1まで減額。
掛け金が最も安い保険会社に切り替えました。
医療保険
保険会社におまかせであまり内容もチェックせずに医療保険をかけていたのですが、改めて確認したら次の問題が見えてきました。
・年齢に合った保障内容になっていない
実はこれまでの保険会社からもその問題は指摘されていたのですが、なんとなく面倒でその内容を吟味もせずにいました。
保障内容をしっかり考える
健康保険や国による高額療養費制度でカバーできる部分もあるにしても、そのままの内容ではまずいということは感じていました。
そこで、この部分もしっかり内容を確認の上見直すことにしました。
医療保険の保険会社は死亡保険の会社よりも慎重に選び、保障内容がより現状に即した保険会社と契約。
今後考えられるケースに対応できる必要最低限の保障だけ押さえた内容とすることで、トータル的には掛け金を減らすことに成功しました。

持病がある場合保険会社の変更は難しい
保険会社の変更も含めた見直しができるのは、健康面に問題がない場合に限ります。
もし難治性の疾患などがあれば、新たな保険に加入するのは困難になるからです。
しかし、従来から入っている保険で内容の見直しをすることは可能です。
実は、筆者にも難治性の疾患があります。そのため、保険会社の変更はしない方がよいと言われ、契約中の保険会社で見直しを行いました。
それでもさまざまな面で満足できる形となったため、結果オーライでした。
先端医療保障の追加は「保留」とした
先端医療の保障についても保険会社の人にその内容について尋ねました。
すると意外と保険金が支払われるケースが限られていることがわかりました。
これについては保険会社により条件が違うため、あえてここでは詳細をお話ししません。
そのような理由から保険会社の人にも「よく検討してから追加してもよいのでは?」とのアドバイスをいただきました。
先端医療の保障は「保留」という形となっており、今後の状況を見ながらどうするかを決めていくつもりです。
ライフスタイルの変化で必要な保険も大きく変わる
今回の保険の見直しでわかったのは、
ことです。
考えてみればごく当たり前のことなのですが、意外とそのことに無頓着であったと気づかされました。
保険はその補償内容が多岐にわたるため、確認するのが面倒でついそのままにしがちです。
しかし、本来は家族の状況や生活形態に合わせて保険の内容もその都度見直すべきなのです。
見直しにより、本来は払う必要のないところに無駄な掛け金を支払わずにすむというメリットもあります。
人のライフスタイルはいつまでも同じではありません

保険の契約もライフスタイルの変化に合わせていく必要があると思います。
そのためには、
・ 保険に関して契約している会社に依存しない
・ 大きな変化があった場合は根本から契約中の保険を見直し、現状に即した契約に変える
ということが、重要なのではないでしょうか。(執筆者:大岩 楓)