今でこそ毎年一定額を貯蓄できるようになったわが家ですが、結婚当初は夫婦ともに無計画にお金を使ってしまう傾向がありました。
共働きの会社員だったにも関わらず、思うように貯蓄ができていませんでした。
子どもができ、私がフリーランスへと働き方を変えたこともあって、本格的にお金をしっかりためなければならないと夫婦で話し合いを重ねました。
多くの節約術を試してきましたが、小手先のテクニックを駆使するよりも、生活習慣や考え方を変えていく方が、お金も自然とたまるようになり、幸福度も増すという実感を持っています。
今回は筆者の体験から、「お金がたまる家庭」になるために意識して欲しい、5つの生活習慣をご紹介します。
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目次
リビングルームを快適な場所にする
わが家では寝るとき以外、基本的には家族全員がリビングルームで1日を過ごしています。
冷暖房機器や照明を各個室で使うと、電気代に大きく影響します。
バラバラの部屋で過ごすより、リビングルームでまとまって過ごす方が、電気代の節約になりますよ。
家族皆が過ごしやすいように、リビングルームには私の仕事道具、夫の趣味の雑誌、子どもの遊び道具などが置いてあります。
乱雑にならないよう、それ以外の不要なものはできる限り断捨離をして、過ごしやすく心地良い環境をキープできるよう心がけています。
同じ部屋にいれば、たわいのない話から家のお金の相談まで、家族で話し合うきっかけを作りやすくなるという利点もあるのです。
家庭内のストレスで散財するのを避けるためにも、リビングルームを家族が集まりやすい場所にしておくのは大切なことだと考えています。
テレビはつけっぱなしにしない
結婚当初、夫は朝起きたらとりあえずテレビをつけて、そのままにしておくタイプだったので、寝るとき以外はずっとテレビの放送が流れていました。
子どもが生まれたあともその習慣は続いていたのですが、コマーシャルの多さが気になるようになり、観たい番組がないときはテレビを消すようにしました。
今では、観たい番組があるときだけしかテレビはつけません。
ライブで観なければならないもの以外は録画して、自分の都合の良いときに視聴しています。
受動的に情報が得られるという点でテレビは楽なのですが、ダラダラと時間を無駄にしてしまう原因にもなり、繰り返し流れる宣伝で不必要に購買意欲をあおられることにもなりかねません。
情報過多の現代ですから、一方的に流される情報を受け取ることに時間を割くのではなく、必要な情報だけを効率よく得られる方法を選んでいきたいですね。
早寝早起きをする
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もともと寝つきが悪いこともあり、以前は就寝時間が0時を超えることがほとんどでした。
子どもが幼稚園に通うようになってからは、朝弁当を作るために起きなければならなくなり、自然と早寝早起きの習慣がつきました。
朝方の生活に変わって驚いたのが、無意識のうちに出費が減ったことです。
・ 肌のコンディションが良くなったため化粧品のアイテム数が減った
・ 体調を崩すことが少なくなり薬代が減った
・ 夜間にネットショッピングで衝動的に買い物をすることがなくなった
・ 子どもの弁当作りのときに余ったおかずが、自分の昼食になるので食費が減った
それぞれは微々たる額ですが、塵も積もれば山となるで、1か月の支出は夜型の生活をしていたときと比べると数千円~1万円以上減りました。
夜更かしを続けていて調子が悪いと感じる方は、節約にもつながる早寝早起きのライフスタイルに変更してみるのも良いのではないでしょうか。
「時間」というコストを考える
ネットショッピングが好きで、以前は「他で買えばもう少し安いのでは」と何時間もネットサーフィンをすることがよくありました。
しかしフリーランスになって、「自分の時給」というものを意識するようになってからは、「500円の値引きになるサイトを見つけるために、1時間をかけるのはコストに見合わない」という判断ができるようになりました。
「一番安いものを見つけるのが楽しみ」という方は良いのですが、そうでない場合は、リサーチや買い物にかける時間とそのコストを意識してみてください。
「安く買えたけれど、手間も時間もかかりすぎた」という状況に陥らないよう、良いバランスを保ちたいですね。
家族のためにこそお金を使う
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ある研究によれば、人は自分のためでなく、他人のためにお金を使った方が、より幸福度を感じるそうです。
昔はストレスがたまると、自分で自分にご褒美スイーツなどを買うことが多かったのですが、今は意識的に家族へ何かプレゼントするようにしています。
自分のお小遣いで子どもへ少し高めのお菓子を買ったり、食材を足して夫の好きな料理を作ったりといったごく些細なことですが、使う額は同じでも、他人のために使った方が、幸福感が長続きするように思います。
幸福度に金額の大小はあまり影響がないそうです。
ストレス発散のために使うお金のごく一部でかまわないので、家族や身近な人のために使ってみると良いかもしれませんね。
「貯蓄体質」になれるよう生活習慣を見直そう
節約というと、具体的にお金をどうためるかということに視点がいきがちですが、ご紹介したような習慣を取り入れることで、「貯蓄体質」に近づくことができると考えています。
いろいろと節約術を試しているものの思うように貯蓄ができないという方は、ぜひ一度生活習慣についても考えてみてくださいね。(執筆者:青海 光)
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