今話題の中国のキャッシュレス化。
日本でも中国の決済アプリ「支付宝」を使えるところが増えてきました。
少しハードルが高そうですが、日本人でも中国の銀行口座とスマホがあれば、スマホ決済(支付宝やWechatペイ)が可能です。
また、日本の銀行では金利が低い(例えば、みずほ銀行は0.001%)という悲しい現実があります。
中国の普通預金は利率が0.3%、定期預金1年は1.55%(中国工商銀行)です。
使わない現金は中国の銀行に預けて「お金を増やす」のも、一つの方法です。
目次
どの銀行を選べばいい?
中国には、大きな銀行が4つあります。
中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行です(中国工商銀行は、東京に支店があります)。
大手の銀行なら安心度が増します。

中国で銀行口座を開設する方法をご紹介
準備するもの

・ パスポート
・ 中国国内の住所(ホテルなどの宿泊先でもOK)
・ 人民元
(1) 銀行に入行後、近くのスタッフに新規口座を開設したいと伝えます。
(2) 整理券を受け取り、番号が呼ばれる待つ間に必要書類を記入します。
(3) 番号が呼ばれたら、「個人口座」を作りたいと伝えます。この時にパスポートと記入した書類を渡します。※パスポートの読み方や誕生日の記入が正しいか、よく確認しましょう。
(4) 書類に記入した電話番号に、SNSか電話で確認番号が届きます。専用端末にその番号を入力すると携帯番号の認証ができます。
(5) カードの暗証番号6桁を決め、専用端末に入力します。
(6) 手数料と預金するお金を渡します。カードが渡されたら、口座作成完了です。
スマホ決済アプリ「Wechatペイ」登録方法

中国の銀行口座があれば、登録は簡単。
(1) Wechatアプリのトップ画面で「本人(マイページ)」を開きます。
(2) 「ウォレット」で「カード」を選びます。
(3) 支払いパスワード6桁を入力します。
(4) カードに記載されている名前とカード番号を入力。※この時、カードの番号の画像を撮って、入力することも可能。
(5) 登録完了です。※支付宝(アリペイ)アプリも、登録方法はほとんど同じです。
スマホ決算準備OK!


UnionPayカードの銀行カードを作成するなら、日本のATMで日本円の引き出しも、日本から中国への送金も簡単になります。
この銀行カードはデビットカードなので、口座内の残高不足にならないように注意しましょう。
これでスマホ決済の準備が整いました。
中国に滞在中の支払いは、キャッシュレスが可能です。
少し面倒に感じますが、一度開設してしまえば、あとの現金払いの煩わしさから解放されます。
中国に行くなら、銀行口座を開設してキャッシュレス体験を初めてみてはいかがでしょうか。(執筆者:桜井 まき)