お金について知識を得たいならセミナーや本、ネットなどを通じて自分で情報を取りにいくことが重要です。
そこで今回は、セミナー、本、ネット、それぞれのメリットや注意点について解説します。
それぞれの良さを理解し、上手に活用できるようになりましょう。
目次
セミナーのメリットと注意点
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各地で開催されているマネーセミナーのいいところは、講師の話をライブで聴けるので分かりやすく、楽しみながら学べるところです。
少人数のセミナーであれば、終わった後で講師の方に直接質問をしにいくこともできます。
本を読むのが苦手で最後まで読み切れないという方でも、セミナーなら座って聞いていればいいので楽ちんです。
また、最近は無料のマネーセミナーがたくさんあり、初心者向けセミナーや投資、住宅ローンなどテーマがはっきりしているものが多いので、自分にあったものを選ぶことができます。
しかし、セミナーで気をつけておきたいのが金融商品の勧誘です。
無料セミナーの場合に多いのですが、その後無料の個別面談を申し込んだら金融商品の購入をすすめられたというケースです。
勧誘が怖い方は最初から有料のセミナーに申し込んだり、本やネットで少し勉強してから参加すると勧められるがままに購入してしまうリスクを減らすことができます。
本のメリットと注意点
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本のメリットは、情報量が多く体系的に学べることです。
セミナーでもプロの講師から豊富な知識を得られますが、本のほうが圧倒的に情報量が多く、基本的なことから応用例まで網羅されており新聞や雑誌、ネット記事よりも詳しく学べます。
マネー本には、イラストがたっぷり入った初心者向けの本やマンガ形式で読めるものから、少し詳しく書かれた専門書まであります。
まずは簡単に読めるものから選んで徐々に詳しく書かれた本を選ぶようにすると、挫折することなくどんどん新しい情報を手に入れることができます。
お金に関する本を選ぶときに注目したいのが、出版年度と著者についてです。
お金に関する制度や経済状況、お得な情報は時代によって変わりやすいので、出版年度が古い本を選んでしまうとすでに使えない情報になっていることがあります。
本を手に取るときは、出版年度がいつなのかをチェックし、できるだけ新しいものを選ぶことをおすすめします。
そして、本を読む前に著者のプロフィール欄もチェックしてみてください。
経歴を読めば著者が何に詳しい人なのかすぐに分かるので、自分が詳しく知りたい情報に合わせて選べます。
例えば、保険会社出身のファイナンシャル・プランナーが書いた本なら保険について詳しく書かれているはずですし、元証券会社社員が書いた本なら投資に関するより高度な専門知識が手に入るでしょう。
雑誌や新聞は、本と比べていつも新しい情報を得ることができるというメリットがあります。
しかし、1ページ1テーマで書かれていることが多いため、体系的に学びたい場合は本が向いています。
ネット記事のメリットと注意点
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ネットで公開されている記事やコラムのメリットは手軽さと情報の新しさです。
隙間時間にさっと読めて、ネット環境さえ整っていれば無料で読めるので情報を取りに行くハードルが低いです。
雑誌や新聞と同じく1ページ1テーマで書かれてあり、読むのに時間もかかりません。
常に最新の情報にアクセスでき、本よりも鮮度のいい情報を得ることができます。
注意してほしいのは誰が書いたのか分からない記事です。
ネットは個人が自由に情報発信できるので、情報の信ぴょう性が確認できない記事もたくさんあります。
節約ネタであれば個人が発信しているブログも楽しめますが、勉強のため知識を得たいなら本と同じくどんな人が書いたのかをチェックしましょう。
加えて、その記事が書かれた日付もチェックするとなおさらGOODです。
日付が書かれていないサイトページもありますが、公開日が載っているならその日付から情報がどれだけ新しいのか、まだ使える情報かどうかが判断できます。
セミナー、本、ネット、結局どれがいい?
セミナー、本、ネットにはどれもメリットと注意点があります。
そのため、どれかひとつに頼るよりもそれぞれを組み合わせて情報を取りに行くのがおすすめです。
もちろん人によって好みが分かれるため、どれかに偏ってしまうのは仕方がありませんが、注意点を踏まえたうえで上手に活用してください。(執筆者:垣内 結以)