株式投資には大きく分けて、デイトレード・スイングトレード・中長期投資と呼ばれる3つの投資スタイルがあります。
それぞれの違いや特徴を理解し、あなたの生活に最も適した投資スタイルを選ぶことが、株式投資で利益を上げ、長く続けるコツです。
それでは、それぞれの投資スタイルについて見ていきましょう。
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目次
1. デイトレード
デイトレードは、その名の通り1日で投資を完結する投資スタイルです。
株式マーケットが開いている午前9時から午前11時30分(前場といいます)、午後12時30分から午後3時(後場といいます)までの取引時間の中で何度か売買を繰り返し、損益を確定させます。
次の日に持ち越さないため、取引時間終了後の業績悪化や災害等の悪いニュースによる影響は受けませんが、サプライズ的な良いニュースがあった場合に、次の日の値上がり益は得られません。
いずれにしても、取引時間中はパソコンとにらめっこでチャートや板情報(いくらでどのくらいの注文が出ているかわかる情報)を見ていなければなりません。
売買のタイミングを瞬時に判断して意思決定をする反射神経やスキルも必要です。
フレックス勤務や在宅勤務などを除いて、日中に仕事があるサラリーマンの方には不向きな投資スタイルといえます。
2. スイングトレード
スイングトレードは、平均3日~1週間程度の保有期間で損益を確定させる投資スタイルです。
デイトレードと違って数日間は保有するため、日中にチャートや板情報を見続ける必要がなく、取引時間終了後に良いニュースが出た場合は値上がり益が得られます。
ただし、悪いニュースが出た場合には翌日に値下がりの損失が発生しますし、デイトレードほどではないといえ、短期的に売買を繰り返すためそれなりに労力が必要です。
仕事が終わった平日の夜に、その日の株価のチェックや注文入力などをし、週末にはテクニカル分析などの勉強ができるため、サラリーマンの方に向いている投資スタイルといえます。
3. 中長期投資
企業の財務分析を通して、割安株を見つけて中長期間保有するバリュー投資が中長期投資といわれるスタイルです。
もともと長期間株を保有するつもりなので、短期的な値上がり・値下がりに振り回されず、チャートや板情報を頻繁にチェックする必要もありません。
細かい値幅を狙わないため、週末しか時間が取れないというサラリーマンの方に向いている投資スタイルです。
かの有名な投資家ウォーレン・バフェット氏は中長期投資スタイルで財を築いたと言われています。
まとめ
株式投資の投資スタイルについて見てきました。
いずれの投資スタイルも長所・短所がありますが、それぞれを理解したうえで自分に最も適している投資スタイルを選ぶこと大切です。
ミスマッチな投資スタイルを選んでしまうと思わぬ失敗を招きかねないので注意しましょう。