レシートや公共料金の領収書、クレジットカード利用明細書など、ありとあらゆる領収書があり、管理が大変です。
とはいえ、領収書は家計のお金の流れを知る上で必要不可欠。
できれば費目別の仕訳を行い、しっかり管理したいものです。
そこでおすすめなのが、領収書の仕訳に便利なフリーザーバッグと銀行ATMの封筒です。
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目次
「領収書」を費目別に仕訳した方がよい理由
領収書には「いつ」、「どこで」、「なにを」、「いくらで買ったか」が記載された、支出の記録です。
それらをしっかり管理し、何にどのくらいお金を使っているかがわかっていないと、
・ どこで無駄遣いをしているか
がまったくわからず、家計がひっ迫してもその原因を見つけることが難しくなります。
それを防ぐためには家計簿をつけるのが一番ですが、忙しい中家計簿をつけるのは大変だという人も多いでしょう。
しかし、領収書を費目ごとにまとめておけば、まったく家計簿をつけなくても、ある程度を支出の内訳を把握できます。
だからこそ、領収書は費目ごとに仕訳を行うことが大切なのです。
そうはいっても、領収書をどのような方法で保管すべきか迷うところですよね。
筆者も試行錯誤を繰り返し、自分にとってベストな方法を模索しました。
その結果考え付いたのが、台所にあるフリーザーバッグによる仕訳でした。
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フリーザーバッグによる領収書の仕訳方法とメリット
フリーザーバッグとは、食品を保存するためのジッパー袋です。
「ジップロック」が有名ですが、100均のものでもOKです。
フリーザーバッグで領収書の仕訳を行うメリットは3つあります。
2. ほどよい厚さあって丈夫なので、仮に領収書を詰め込んでも容易には破れない
3. 3種類の大きさがあり、領収書の大きさに合わせて違うサイズを使い分けることが可能
ちなみに、筆者が行っている領収書の仕分け方法は以下のとおりです。
Lサイズ(A4~B5の領収書)
・ クレジットカード利用明細(Web明細のプリントアウト含む)
・ 携帯電話
・ 医療費(小さな領収書も一緒に保管)
・ 仕訳前の領収書やカード利用明細(一時保管場所)
Mサイズ(B4より小さいサイズの領収書)
・ 電気代
・ ガス代
・ NHK
・ 新聞代
・ 家計簿に記録する前のレシート(家計簿に記録後レシートは破棄) など
Sサイズ
・ クレジットカード売上票(口座引き落とし日まで保管)
この方法で仕訳を行うと、フリーザーバッグのサイズを見ただけで、どの領収書が入っているかはだいたいわかります。
だから、領収書を取り出す時もすぐに取り出せて便利。面倒な領収書の管理もしやすいのです。
しかし、筆者はそれほどマメに領収書の仕分けを行っていません。
2か月以上ためこまないようにしていますが、仕訳を行わないまま月をまたぐこともしょっちゅうです。
そんなズボラな筆者が目をつけたのが、「銀行封筒」です。
銀行封筒は領収書だけでなく現金の仕訳にも便利
筆者は、毎月給料日になると1か月の生活費を複数の銀行口座に振り分けます。
B銀行 臨時支出用のお金
C銀行 貯蓄
その際各銀行間で現金の移動を行うため、銀行ATMにある封筒をもらってくることもよくあります。
そのような形でたまった銀行封筒が邪魔になったので捨てようかと思いましたが、その時ふと、「これ、家計管理に使えるのでは?」と思ったのです。
そこで、さっそく銀行封筒を次の用途で使うことにしました。
家計簿に記録する前のレシートを月ごとに銀行封筒に入れておく
家計簿に記録するまえのレシートは、月ごとに違う銀行の封筒に入れておくと、家計簿を記録する際も便利です。
業者が集金に来る分の代金を銀行封筒に入れ、支払日まで保管しておく
現在、我が家では次の支払いを現金で行っています。
・ お米
・ 町内会費(半年に1度)
これらの代金はあらかじめ用意しておくと、集金に来た時あわてずにすみます。
その際、「ダスキンはA銀行、お米はB銀行」などの形で違う銀行封筒に入れておくと、どの封筒にどの代金が入っているかがすぐにわかり、とても便利です。
身近なアイテムで家計管理の効率化を図ろう
これまでお話ししたとおり、筆者は「ストックバッグ」や「銀行封筒」を使い、日々たまる一方の領収書や、各種現金払いの代金を仕訳・管理しています。
その結果、毎月家計におけるお金の流れが明確になり、どのような形で節約すればいいかがわかるようになりました。
これは家計管理の方法の一例にすぎませんが、家にある身近なものを利用する方法、おすすめです。
ぜひご自分が「これは」と思ったもので試してみてくださいね。(執筆者:大岩 楓)