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離婚や破産のリスクが高まる散財
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現代の日本では、ムチャなお金の使い方をしたことにより、離婚や破産に突き進む夫婦が増えています。
病気やリストラなどでどうしようもなくなる場合はともかく、身の丈に合った生活ができないことが原因で家族がバラバラになったり、生活が困窮したりするのは避けたいですよね。
後から「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、どのようなお金の使い方が危険なのかを知っておきましょう。
1. 収入に見合わない住宅ローン
マイホームを持つことは日本人の憧れ。
特に地方ではまだまだ「持ち家信仰」が強く、筆者の周りでは賃貸に住むママ友を見下す人もいました。
そういう事情もあり、無理して高い住宅ローンを組んでしまうのですよね。
家族全員が楽しく暮らせれば十分なのに、
「多い部屋数」
「ステキな外構」
「一流のハウスメーカー」
など、収入に見合わない高い住宅ローンを組んでしまう。
審査が通ってしまい、途中で首が回らなくなって夢のマイホームが競売に出されてしまうことも少なくありません。
筆者の知人にも、誰もがうらやむ豪華な住宅を建てたあと、会社の業績が悪化してローンの支払いが難しくなり、手放した人がいました。
入居したての頃はまだ仲が良かったのに、お金がないことで家の中がピリピリし始め、夫婦ゲンカが絶えなくなって結局離婚したそうです。
このパターンは本当に多いので、家族みんなが無理せず楽しく暮らせるかどうかをよく考え、余裕のある住宅ローンを組むことをおすすめします。
2. 欲しいものを購入する
世の中にモノがあふれている時代なので、欲しいものを好きなだけ買っていたらお金がいくらあっても足りません。
普通は、自分の収入に見合ったものだけを購入し、無理なものはあきらめるか、お金がたまるまで待つのですが、クレジットカードやキャッシングで手に入れてしまう人もいます。
もともと無理な買い物なので返済計画にもすぐ支障が出て、リボ払いにしたり、キャッシングを繰り返したりして首が回らなくなります。
家庭を持つ人がこのようなことをすれば、家の中はめちゃくちゃになってしまいます。
夫婦間の信頼もなくなり、ギスギスした雰囲気になるでしょう。
危険度MAX「買い物依存症」
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少しずつ借金を減らせれば良いのですが、これが「買い物依存症」になるとそううまくはいきません。
1つ払い終えたと思ったらまたすぐに次の買い物の借金ができて、永遠にこの繰り返し。
待っているものは、自己破産や離婚でしょう。
買い物依存症は心の病気なので、あまりひどい場合は病院での治療も必要になってきます。
自分が当事者の場合はもちろん、パートナーの様子がおかしいと感じたら、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
3. 見栄っ張り
夫婦のどちらかが見栄っ張りな性格だと、他人にいい顔をするためにお金を使ってしまい、自分たちの貯金がないということがよくあります。
友人や親戚とのお付き合いは確かに大切なものですが、自分たちの生活を犠牲にしてまでするものではありません。
冠婚葬祭のような必ず出席しなくてはならないものはともかく、どこかへ遊びに行くとか、食事をおごるといったようなことは、事前に決めた交際費の範囲でできるようにしましょう。
気前よく振る舞うほうは気分が良いですが、それを支えるパートナーはたまったものではありません。
ということをよく考えないと、いつの間にか気持ちが離れていきます。
お金とじょうずに付き合う
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お金の使い方は難しく、社会人になっても、家庭を持っても、なかなか思い通りにいかないという人は少なくありません。
我が家も、現在こそ落ち着いて少しずつ貯金もできていますが、結婚当初はなかなかお金のやりくりができず、夫婦で必死に働いても赤字……という時期がありました。
その頃の反省を踏まえ、
・ マイホームは無理せずに中古
・ 交際費はそれぞれのお小遣いから無理のない範囲で出す
など、赤字にならない工夫をしています。
収入が上がらないのに税金は増えて暮らしづらい世の中ですが、
になるようにコツコツ頑張っていきましょう。(執筆者:畠山 まりこ)