目次
教育費はどーしてもかかる

幼稚園から大学まですべて私立だと約2,000万円、オール公立でもその半分ぐらいはかかると言われている教育費。
我が家の長女は現在公立高校の3年生ですが、卒業後は私立の四大(文系)に進むと言い出したので、これからさらに4年間で500~600万円ほどの費用がかかることが決定しました。
そこで
としみじみ実感しているのが、これまでコツコツ続けてきた貯金。
いざという時に慌てないためにも、次のような方法で先取り貯蓄をしていきましょう。
1. 学資保険
普通に貯金をするとつい使ってしまうのではないかと、自分のことを全く信用できなかった私は、子どもが生まれてすぐ、郵便局の学資保険に入りました。
選んだのは、
我が家は決して裕福ではないのであまり大きな金額をかけることはできませんでしたが、それでもある程度まとまった資金にはなりました。
実はつい最近、思わぬ出費が続いて定期預金のほとんどがなくなってしまうという事態に陥ったばかりなので、学資保険として別にためておかなければ危ないところでした。
そういった意味でも「子供の教育費専用のお金」として積み立てておくのは、決して無駄ではなかったと思っています。
また、郵便局の学資保険「はじめのかんぽ」では、
・ 学資金は予定通り受け取れる
という特徴もあったので、この点でも安心できましたね。
2. 財形貯蓄

学資保険や定期預金の他に我が家が続けてきたのが、夫の会社でできる財形貯蓄。
毎月決まった金額が差し引かれてから給料が渡されるので、強制的にお金が貯まっていきます。
定期的に
というお知らせのハガキが届くのですが、それを見るのが楽しみで、楽しみで…。
あればつい使ってしまう私のような人間には、非常に頼れる貯蓄方法だと思います。
ちなみに、財形貯蓄には
・ 将来年金として受け取れる「財形年金」
・ 住宅の購入や改築費用などにしか使えない「財形住宅貯蓄」
という種類があるので、教育費に充てたい場合は一般財形を選びましょう。
お金のプロが実践する教育費のため方とは

今回この記事を書くにあたり、「ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロは、どうやって教育費をためているのだろう」ということが気になって調べてみました。
すると
「確実に元本割れしない商品での積み立て」
「個人向け国債」
「外貨建ての終身保険(死亡保障)」
などの難しい文字が…。
学資保険は元本割れして、払い込んだ金額より戻りが少ない場合もあるとのことで、郵便局の学資保険は大丈夫だろうかと心配になってしまいました。
私のような素人が株やFXに手を出しても儲かる可能性は低いし、不動産投資なんてとんでもない(そもそも物件を購入する資金がない)という感じですが、知識のあるプロは違うのでしょうね。
ちなみに、保険ひとつとっても、どの商品を選ぶのかによって満期保険金の額には違いが出てくるそうです。
我が家は、生命保険では掛け捨ての県民共済しか加入していないので、そもそも満期保険金なんて関係ないのですが、積立型の生命保険を利用する人は細かく調べてみたほうがいいかもしれません。
教育費に上限はありません

子どもを産むと、18年後には大学進学という大きな節目が訪れます。
大学には行かないという場合でも、
「専門学校に入学」
「スポーツや音楽系の部活でとんでもなくお金がかかる」
なんてケースも考えられるので、お金はいくらあっても足りません。
1度にたくさん用意するのは難しいので、子どもが小さいうちからコツコツとためておきましょう。
私のようにあればあるだけお金を使ってしまうというタイプの人には、解約しにくい学資保険や財形貯蓄などのやり方がおすすめですよ。(執筆者:畠山 まりこ)