夏休みの時期になると郊外のアウトレットモールが賑わっていますよね。
夏~秋ものの服や鞄を買いに行ったり、家族でドライブのついでに寄っていく人も多そうです。

最近は日本の物価は、インフレ気味の新興国に比べ安くなっていています。
中国人をはじめとしたアジア圏の観光客が、日本のアウトレットモール等でブランド品をたくさん買って紙袋を抱えている光景を目にする人も少なくないでしょう。
しかし日本に来ている外国人観光客の買っているブランドは日本のものでしょうか。
必ずしも日本のブランドではなく、アメリカのブランド品を買っている外国人観光客が多いのです。
例えば、コーチやマイケル・コース、ケイトスペードといったアウトレットモール等でもよく見る有名ブランドは、アメリカ市場に株式が上場されています。
本記事では、そんなアメリカのラグジュアリーブランドの銘柄を買うべき3つの理由をご紹介します。
目次
アメリカ上場のラグジュアリーブランド銘柄はおすすめ
実はアメリカ株を買ってみたいけど、どんな銘柄を買えば良いか迷っている人には、ラグジュアリーブランド銘柄はおすすめです。
時代の流れとして、世界的にラグジュアリーブランド市場が拡大する追い風が吹いています。
そして日本にも進出しているため、実は身近な存在ですから、どんな会社かイメージしやすいのも日本人投資家にとって魅力です。

ラグジュアリーブランド銘柄を買うべき3つの理由
理由1: トランプ減税で企業は楽になり、アメリカ人の家計に余裕がでるから
2017年度末に大統領トランプはアメリカの大規模な減税を決めました。
これによって米国企業の法人税は下がり、賃上げと雇用を拡大する企業が増えました。
例えば、ウォルマートの従業員の時給が10ドルから11ドルに引き上げらたり、アップルでは2万人を新規雇用する等、消費者の家計に余裕が出てきます。
減税で消費者の個人の購買力が増すので、ラグジュアリーブランドは売れやすくなります。

さらに米国企業であるラグジュアリーブランドの業績も、税金に引っ張られ過ぎなくなるのではないでしょうか。
理由2: 日本人に身近だから買いやすい
ラグジュアリーブランド企業は、日本にも多くのテナントを出しています。
そのため日本人にも、なんの会社でどんな強みがあるのか肌感覚でわかるのも魅力です。

アメリカには、日本人に身近ではない企業も多く上場されていますが、最初は知っている企業の銘柄を買う方が親しみももてるのではないでしょうか。
理由3: 世界的な中間層の拡大でラグジュアリーブランドは売れるから
最近、日本のアウトレットモールを歩いていると新興国の外国人観光客がちらほら。
アメリカのブランドを積極的に買っている光景を目にすることもあると思います。
実はインフレ気味の新興国よりも、日本の方がアメリカのブランドを安く買えることが多いのです。

中国をはじめとした新興国は中間層が育ってきており、生活必需品から趣味やブランドにお金をかけるようになりました。
世界的な中間層を相手に、アメリカのラグジュアリーブランドは展開できるため、販路を広げやすくなっています。
代表的なアメリカのラグジュアリーブランド
日本でもお馴染みのラグジュアリーブランドをいくつかご紹介します。
※( )の中のアルファベットの文字列はティッカー・シンボルという日本で言うところの証券コードです。
もしも興味があったらティッカー・シンボルを調べてみると良いでしょう。
タペストリー(TPR)

タペストリーは米国の皮革製品メーカー。
主要製品はブランド名コーチです。
日本でもお馴染みですね。
マイケル・コース(KORS)

日本では女性向けの鞄や財布等を中心に百貨店やモールで見かけます。
ラルフローレン(RL)

こちらも日本でお馴染みのブランド。
ポニーのロゴマークで有名です。
ポロシャツを着ている人を日本でもよく見かけますよね。
ティファニー(TIF)

世界的に有名な宝飾品・銀製品のブランドです。
こちらは百貨店でよくみかけるブランドではないでしょうか。
まとめ
・日本人に親しみやすい。(コーチ・マイケルコース・ラルフローレン・ティファニー等、日本にも展開しているブランドが多数。)
・トランプ減税で消費者が潤い、企業も法人税が下がり、給料アップや雇用を増やす等をしている情勢も、ラグジュアリーブランドには追い風。
・世界的な中間層の広がりにより市場が拡大するため、追い風がふきやすい。
日本のショッピングモール等でお気に入りのブランドを見つけたら、商品を買うだけでなく
株を買ってブランドのオーナーの一員になってみるのも楽しいのではないでしょうか。
あなたも、憧れのコーチやマイケル・コース・ラルフローレンやティファニー等のブランドのアメリカ株で買うことができるのです。
オンライン証券で有名なSBI証券、マネックス証券、楽天証券の口座を開設すれば、気軽に買うことができます。(執筆者:田守 正彦)