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大変だから賢く手を抜く

共働きのご家庭では、毎日の家事をこなすのが大変ですよね。
仕事や子育てだけでクタクタなのに、その上掃除や洗濯までやるのだから、気が休まる暇がありません。
なんて夫婦ゲンカに発展することも多いのではないでしょうか。
大変なことだからこそ、賢く手を抜くことが大切。
曜日ごとに振り分けるやり方で、もっと毎日をラクに過ごしてみませんか?
毎日必ずやらなくてはならないと思うからツラい
洗濯、掃除、食事づくり。
こうして文字にするとなんでもないことのようですが、実際にやってみると、細かい作業が後から後から出てきてキリがありません。
「常にキレイに片付いた部屋で、手の込んだ食事をとりたい」というのは誰しもが頭に思い描く理想の生活スタイルだと思いますが、なかなかそんな風にはいきませんよね。
我が家の場合も、決して手がこんでいるとは言えない簡単な食事をとりながら、横目でチラチラと洗濯物の山を眺め、ため息をつく……そんな荒んだ毎日の繰り返しでした。
でも、ある時思ったのです。
ホコリをためすぎて家族がアレルギーを発症するとか、洗濯物をためすぎて着るものがないなんていうのは困りますが、たいていのことは後回しでも大丈夫なんじゃないか。
そう思えた日から、私の家事に関するストレス指数は急激に下がっていきました。
曜日ごとに家事を振り分けてラクをする
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さっそく私が用意したのは、表が白いマグネット。
そこに
・ 廊下の掃除機がけ
・ 作り置きおかずの調理
といった項目を書き込んでいき、冷蔵庫に貼りました。
さらに、「月」「火」「水」……と曜日を書き込んだマグネットも数個ずつ準備し、無理なく取りかかれそうだと思った項目の横に貼っていきます。
マグネットだから「今週はちょっと順番を変えたい」と思っても、貼り替えるだけですぐに修正できて便利。
夫や子どもたちが手伝ってくれる項目に関しては、自分が「この日」と決めるのではなく、本人たちの自由意志にお任せしました。
また、生活していく中で「必要だ」と感じたものについては、各自で新しく項目を足してもらっています。
たとえば「玄関の靴箱の整理整頓」「ベランダの掃き掃除」など。
誰かが気付くことで見落としがちな部分も手入れが行き届くようになるので、主婦としては大助かりです。
振り分け家事で電気代も節約
毎日洗濯機や掃除機を使っていると、塵も積もってけっこうな電気代です。
ごはんを炊くにしても、まとめて炊いて余った分を冷凍すれば電気代を節約できますが、毎日炊いて常に保温しておくとなると、けっこうな金額です。
月に換算すると数百円程度ですが、年間では数千円の出費。
曜日で振り分けて家電を使う回数を減らせば、少しは家計を節約できます。
マグネットが週末に集中し始めたら危険なサイン

仕事や学校で疲れやストレスがたまってくると、あらかじめ決めておいた家事のスケジュールをこなすのが難しく、
と「土」や「日」のマグネットに貼り替えることが増えてきます。
このような状況になったら、家族みんなのピンチ!
とりあえず家事は放っておき、早急にリフレッシュに努めねばなりません。
我が家はカラオケ、外食、映画、買い物、スーパー銭湯などで疲れを癒し、明日への活力を養ってきました。
出かける前は「もうダメだ」と思っていても、たくさん遊んでスッキリするとやる気が戻り、イヤイヤ取りかかるよりずっと良い結果になります。
1日ですべてやる必要はない
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家事は必ず誰かがやらなくてはいけないものですが、何が何でも毎日こなさなくてはならないというものでもありません。
曜日ごとに分けられるのなら、そうしてしまったほうが絶対にラク。
というように、毎日少しずつこなしていくと、無理をした感覚はないのに家の中がきちんと片付いてきます。(執筆者:畠山 まりこ)