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不動産投信 J-REIT
アベノミクスで日経平均や株式の方に注目が集まりがちですが、実は日銀は国債だけでなく、不動産投信の方も買い入れています。
J-REITと呼ばれる不動産投信には、日経先物や株式にない魅力があります。
それは、株式配当より高い年間利回りです。
J-REITの分配金は株の配当の2倍
不動産投信には、いわゆる不動産事業による家賃収入などを分配する制度があります。
決算期ごとに払い出される分配金は、株式で言えば配当金に当たりますが、実は一般的に株の配当金よりも利回りがはるかに高くなっています。
その理由は、当期利益の90%を投資家に還元する場合、法人税の支払いを免除されるという仕組みにあります。
日経平均採用銘柄の平均配当利回りは1.79%、J-REITは4.03%です。
つまり、不動産投信の分配金の利回りは株式配当の倍以上です。
スターアジア不動産投資法人(3468)
年利7.79%と飛び抜けて利回りが高い、スターアジア不動産投資法人(3468) を紹介します。
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日本の経済・文化活動の中心であり、人口が最も集積している東京圏の不動産などに集中的に投資する方針で、投資対象エリアは、
・ 大阪圏
・ 名古屋圏
・ 福岡圏
・ 札幌圏
など、地方の政令指定都市へ広がっています。
東京圏に7割集中しているので、2020年の東京オリンピックへ向けての大本命といっていいでしょう。
上場来の高値が12万円付近で、現在は1万円ほど下げた価格になっています。
2019年は翌年の東京オリンピックを材料に、新高値が入ってくる可能性があります。
スターアジア不動産投資法人は、分配利回りが7.79%で利回りが高いJ-REITの中でも突出しています。
それだけ高収益の物件を抱えているのがわかります。
これからも期待が持てますね。
東証REIT指数 10年チャート
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東証REIT指数の最近10年間のチャートです。
リーマンショックで下げたあと、大きく戻していますが、2015年の高値を抜いていません。
この点は日経平均に比べて出遅れているとも言えます。
これから東京オリンピックの2020年を目指して、新高値をとってくる可能性は大です。
利回り狙いでも、キャピタルゲイン(値上がり益)狙いでもいけるのが不動産投信の魅力です。
まさに「投資の二刀流」を実践するのに格好の対象と言えるでしょう。(執筆者:岡 隼人)