10月権利確定の「株主優待」先取りチェック　「優待＋株価上昇」が期待できそうな会社3つ

10月に権利確定となる株主優待実施企業は24件と少ないですが、魅力のある企業が見つけやすくもあります。

今回は、優待に魅力があるだけなく、業績が良く株価上昇にも期待できそうな企業を3社ご紹介致します。

1. Hamee[3134]

モバイルアクセサリーなどのネット販売と、ECサイト運営の支援システム「ネクストエンジン」の運営をしています。

販売されているモバイルアクセサリーは種類が豊富で、優商品を選ぶのも楽しそうです。

売上・利益ともに毎年伸びており、最高益を更新中です。

ネット販売・支援システムともに海外展開を進めています。

今年1月に2,206円の高値を付け、現在は約35％下落した水準です。

現時点では配当利回りは高くありませんが、将来的に配当性向を高くするとしており、増配にも期待できそうです。

2. ビジョナリーホールディングス[9623]

関東を中心に「メガネスーパー」を展開する企業です。

投資金額1万2,500円に対して、年間合計4万円分のメガネレンズ仕立券がもらえます。

「優待額 ＞ 投資額」という状態です。

何度も眼鏡を買うことはないかもしれませんが、ちょっといい眼鏡が欲しいという方にはおすすめです。

長らく業績が低迷し、投資ファンドの支援を受けて改善を図り、2014年に約26億円という大きな赤字を計上後は2016年に黒字転換を果たしました。

2017年は大きく利益を伸ばしてきており、株価も昨年11月の上場時の初値80円から上昇してきています。

高値203円まで付けましたが、投資ファンドが保有している株式を売ることになり、株価が大きく下がった状況です。

下げ止まりが確認できたら良いタイミングとなりそうです。

3. グッドコムアセット[3475]

東京都内で投資用マンションを販売している企業です。

関東・中部地域の顧客の80％以上は女性公務員、また購入者のリピート率は50％超という突出した特徴を持っています。

優待は多くの企業で採用されているクオカードですが、優待利回りが高いので魅力的です。

年間で4,000円分となると、使いがいもありますね。

今期の配当と合わせると、利回りは4％を超えるという点も注目です。

業績は非常に好調です。

今期は中間決算の時点で、前期の通期業績を達成しました。

物件の取得や開発も順調、そしてリピーターも多いので、今後も事業は拡大していきそうです。

4月には高値2,219円を付け、現在は約20％下がった水準です。

優待・配当・株価上昇と全ての面で魅力がある企業です。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、3社ともこの数年で上場したばかりの会社でした。

偶然かもしれませんが、上場間もない企業は株主を増やしたいという思惑もあるでしょうし、優待を充実させるのかもしれません。

権利確定までまだ日がありますので、気になる銘柄があればタイミングを探ってみてください。（執筆者：高橋 珠実）