と思っていませんか?

「園児とママのデータVOL15」(サンケイリビング新聞社)によると、入学前年の春ごろから検討を始めている人が多く、3月~8月に購入する人が全体の約63.2%に及ぶとのことです。

お子さんのランドセルは、学習道具を入れるだけのものではなく、お子さんの安全を守ってくれるものでもあります。
それだけに、万が一の際の補償なども重要ですが、今回はイオンのランドセルに付いてくる「プレゼント保険」を紹介します。

目次
プレゼント保険の内容

プレゼント保険の正式名称は、楽天損害保険株式会社が販売している
です。
補償期間は、2019年4月1日から1年間です。
プレゼント保険の補償内容は、以下の2つです。
1. 個人賠償責任保険
他人にケガをさせたり、他人のものを壊して損害を与えて法律上の損害賠償責任を負ったりした場合、支払われる補償金です。
補償金額は最高1億円で、しかも保険会社による示談交渉サービス付きです。
刑事事件に発展する前に示談交渉ができれば、それに越したことはありません。
2. 交通事故のケガによる入院補償
お子さんが万が一交通事故に遭って入院した場合、日額3,000円(30日限度)が保険金として支払われます。
プレゼント保険登録の流れ
プレゼント保険は、イオンのランドセルを購入しただけではプレゼントされません。
加入登録をして初めて無料プレゼントされるのですが、WEB登録もしくは郵送登録のいずれかで、加入登録が可能です。
WEB登録の場合

WEB登録の場合、プレゼント保険のページより「WEB登録はこちら」をクリックすると、楽天損保のページにジャンプします。
お子さんの情報、保護者の情報、購入店情報などを入力して送信すれば、登録完了です。
郵送登録の場合
2. はがき部分を切り離し、ポストに投函する。
3. 携帯電話に、「登録完了」のショートメッセージサービス(SMS)が届く。

プレゼント保険の注意点
一見良いことづくめに思えるプレゼント保険ですが、注意点もありますので確認しておきましょう。
対象ランドセルは「トップバリュセレクトランドセル2019年モデル」のみ
プレゼント保険が無料で付くランドセルは、「トップバリュセレクトランドセル2019年モデル」のみです。
【トップバリュセレクトランドセルの一部の商品】

「PUMAのランドセルがいい!」と言うお子さんもいるかもしれませんが、その場合プレゼント保険はもらえませんので注意しましょう。
ランドセル売場では、保険の説明を詳しくしてもらえない

イオンのランドセル売場では、ランドセル本体の説明はしてくれますが、プレゼント保険の説明はしてくれません。
無料で付くとはいえ、補償内容や適用条件はしっかりと確認したいところ。
詳しく説明を受けたい場合は、イオン保険サービス株式会社か、楽天損害保険株式会社に問い合わせてください。
「個人賠償責任危険補償特約付き傷害総合保険」は、他の保険にも付帯している場合が多い
「個人賠償責任危険補償特約付き傷害総合保険」自体は、他の保険にも付帯している場合が多いです。
例えば、楽天損害保険株式会社の「ラクラクWEBサイクルアシスト」にも、個人賠償責任危険補償特約付き傷害総合保険が自動付帯されています。
重複している場合は、あえてプレゼント保険狙いでランドセルを買う必要もありません。
人身事故の示談交渉は、保険会社には不向き
保険会社による示談交渉付きのプレゼント保険ですが、物損事故には向いているものの、人身事故にはあまり向いていません。
物損事故ならば、被害者と同視される相手保険会社と直接連絡を取り、交渉が可能です。
しかし人身事故の場合は、被害者と保険会社を同視できないケースもあるため、交渉が面倒だからです。
まとめ

イオンのプレゼント保険は、他の保険に自動付帯している特約と大差がありませんが、
最高1億円の賠償責任補償、日額1,000円の入院補償は大きいです。
小学校1年生は急な飛び出しなどで交通事故に遭うリスクも高く、力加減を知らないため他のお子さんにケガをさせてしまう可能性もあります。
万が一の備えとして、プレゼント保険は加入していてもいいでしょう。(執筆者:角野 達仁)