私達の家の中には数えきれないくらいの家電が溢れかえり、家電によってとても便利に生活できています。
「どの家電もそれなりに使っているし、全部必要。」
そう思っている人が大半ではないでしょうか。
テレビと電子レンジを捨てた筆者の体験をお伝えします。
目次
テレビを捨てたら、趣味に打ち込む時間が増えた
筆者がテレビを捨てたのは、5年前。
帰宅後なんとなくテレビを付け、大して興味がある内容でもないのに、気づけばダラダラと何時間も見続けてしまって「ものすごく時間を浪費している!」ということに気づいたのがきっかけでした。
そう考え、テレビの線とコンセントを抜いてみました。

その後1年間、一度もテレビをつけることなく、「テレビが見られないのは困った」と思う機会もなかったため、廃品回収業者に引き取ってもらいました。
「テレビを見たい」気持ちより、「抜いたテレビの線をもう一度さすのが面倒」という気持ちのほうが大きかったのです。
本当に必要な情報(天気予報や重大なニュース)はスマホやパソコンからネットで確認できます。
映画鑑賞が好きですが、DVDはパソコンでも再生できますし、ネット配信もあります。
テレビがなくなり、部屋がスッキリ。

テレビがあったスペースは収納スペースとして活用でき、部屋の印象がスタイリッシュになりました。
(テレビは部屋のおしゃれ度を下げますよね。)
そして、テレビをダラダラ見なくなったことで、趣味に打ち込む時間が増え、音楽を聴く機会も増えました。
生活が一気に文化的になり、一日を終えるときの満足度も上昇したのです。
電子レンジがなくても、鍋とフライパンで代用できる
若い頃は冷凍食品を食べる際に使うこともあった電子レンジですが、年齢を重ねるにつれ自炊することが多くなり「料理は作りたてのものをすぐに食べる」というスタイルに変わりました。
そうすると必然的に登場回数が減るのが電子レンジです。

意識してみると、冷凍したごはんや野菜の解凍にしか使っていないことを自覚しました。
解凍だけなら、食べる少し前に冷凍庫から出しておけば自然解凍します。
ごはんのあたためなら、鍋に水を張り、中に大き目のお皿を伏せて置き、その上に冷凍ごはんを載せた「簡易蒸し器」で温めれば済みます。
なにより、蒸し器で温めたご飯は、レンジで解凍したご飯の何倍もおいしい!
オーブンレンジだったので、オーブン機能を使ってピザやパンを焼くこともあったのですが、どちらも「たまに」。
ピザならフライパンでも焼けますし、パンなら買って来ればよい。
そう考え、電子レンジを使わずに3ヵ月ほど生活してみました。
結果「まったく問題無し」ということが分かったので、電子レンジは粗大ゴミに出しました。

最後に
テレビも電子レンジも、良いものを買おうとすれば10万円以上します。
そして使っていれば電気代もかかります。
筆者は、「どちらもいらない」という選択をしたことで、将来にわたり、かなり大きな節約をできたと感じています。
皆さんの家にも「実はそれほど使っていない家電」、「なくても困らない家電」があるのではないでしょうか。
まずは「その家電がないものとして数か月生活してみる」ことをおすすめします。
それで問題なければ、思い切って処分するということも考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:草間 綾子)