
これまで、保険証書は紙ベースでした。
大切なものですので厳重に保管していますが、それが仇となることもあります。
家族に万が一のことがあった際、
「家族がどんな保険に加入しているか分からない」
「連絡先が分からない」
という可能性があるのです。
今回は、万が一のときにもスマートに加入保険を一元管理できるアプリ「iChain保険ウォレット」について、概要やメリットはもちろん、デメリットも紹介します。

目次
iChain保険ウォレットのメリット
プロフィールの表示・変更、家族情報の表示

iChain保険ウォレット内の「マイアカウント」では、各種情報の管理ができます。
氏名・電話番号・メールアドレス・住所といった本人情報はもちろんのこと、家族の氏名や続柄などの情報も登録できます。
さらに、登録した家族を保険金や給付金の受取人に設定することも可能ですので、お金の受取が非常にスムーズです。
加入保険の情報も一目瞭然

iChain保険ウォレットがあれば、現在加入している保険の詳細も一目瞭然です。
保険カテゴリ(自動車保険・生命保険・医療保険・ペット保険・家財保険の5つ)・保険会社名・商品名・支払回数・保険対象・保険期間・契約者などの加入保険情報を登録できます。
また、保険の受取人や管理者設定もスマホ上で可能、さらに、紙の保険証書をスマホで撮影してアップロードすることも可能です。
家族との情報共有もできて自分に万が一のことがあっても安心

家族のスマホにもiChain保険ウォレットがインストールされていると、情報共有も可能です。
情報共有をすると、家族のスマホに自分の加入保険情報が表示されますので、自分に万が一のことがあった場合も、共有された情報を見た家族が保険会社に迅速に対応してくれます。
ホットライン情報も登録できてスピーディーな連絡が可能

いざという時には慌ててしまって連絡先が分からないものですが、iChain保険ウォレットには緊急連絡時の電話番号も登録できます。
画面に表示された電話番号をタップするだけで電話を掛けられるので、スピーディーな連絡が可能です。
便利なお知らせも届く

iChain保険ウォレットをインストールすると、さまざまなお知らせが届きます。
・ 他のユーザーの保険が共有された際の通知
・ iChain株式会社からのサービス・メンテナンス案内
iChain保険ウォレットのデメリット
複数の保険に加入している人にとっては、一元管理ができる便利な「iChain保険ウォレット」ですが、メリットばかりではありません。
以下で、デメリットを紹介しましょう。
手入力が面倒
各種情報の登録は、全て手入力で行います。
特に、加入保険の入力は入力項目も多く、加入保険の数が多いほど入力が面倒になります。
自動入力機能が欲しいところです。
登録できる情報が少ない
現在のところ、1つの保険につきアップロード可能な保険証書の画像は1枚だけです。
表面だけでなく裏面もアップロードできれば、補償内容も一目瞭然ですので、惜しいですね。
また、ホットラインも1つの保険につき1つしか登録できません。
代理店の電話番号・担当者の携帯電話番号・無料相談サービスの電話番号など、複数の電話番号を登録できるとさらに利便性が上がると思います。
セキュリティ・情報漏えいに不安
アプリにログインするには、メールアドレスとパスワードを入力するだけでログインできます。
一見便利なようですが、保険情報が詰まっているアプリですので、指紋認証までは行かなくても、「秘密の質問」など2段階の認証が欲しいところです。
まとめ
複雑で秘密のベールに覆われた保険情報を、シンプルに家族と共有できる「iChain保険ウォレット」は、意外と使えるアプリです。
保険は万が一の時に役立つものですが、その時に契約者自身が連絡できるとも限りません。
家族と情報共有ができていれば、迅速かつ的確な手続きができるでしょう。
リリース以降、アップデートを続けているので、さらなる進化に期待です。(執筆者:角野 達仁)