家族の介護をするうえで大変な場面の1つが食事です。
そんな食事の場面でも百円グッズは活躍してくれます。

今回は、その中でもおすすめの3つの商品を紹介します。
目次
1. 持ち手付きで安心して飲める「ストローコップ」

麻痺があったり握る力が弱いと、コップを持って飲めなくなります。
そんな時に役立つのが「ストローコップ」です。
コップにストロー口が付いたふたがついているので、ストローを刺して飲むことができます。
持ち手もついているので、力があったり使える手でしっかりと握れば、滑らないようにコップを支えることも可能です。
ストロー口にはキャップがついているので、飲み残してもキャップをしておけば衛生面も安心でしょう。
コップも半透明なので残量がわかりやすく、どれくらい飲んだか介護する側が確認することもできます。
2. 介護が必要な人が自分でも作れる「ふりふりおにぎり型」

食が細くなっている人や、麻痺があってお茶碗からご飯をすくいにくい人の場合、小さなおにぎりだと食べやすいことがあります。
しかし、自宅で小さなおにぎりを作るのは意外と大変ですよね。
そこで活用したいのが「ふりふりおにぎり型」です。
型に分量のご飯を入れてふりふりするだけで、一口大のおにぎりを3つ作ることができます。
介護する側が使うのにも便利な商品ですが、介護される人でも簡単に作れるのがこの商品最大の魅力と言えます。
介護が必要な人にとって、「自分でもできること」が一つでもあると、生活に張りが出て状態の改善につながることもあります。
リハビリも兼ねて、ふりふりだけでも自分でしてもらうと良いでしょう。
3. 持ち運びに便利な「ペットボトルキャップシリコーンストロータイプ」

外出時や脱水予防にペットボトルの飲み物で水分補給する人は意外と多いですよね。
そんな時には、「ペットボトルキャップシリコーンストロータイプ」が便利です。
飲み口がシリコーンなので口当たりがよく、折れ曲がっても劣化しにくくなっています。
また、体を起こせずにベッド上で生活している人でも、ベッドサイドにおいてふたを開けておけば、自分で飲むこともできるでしょう。
まとめ
介護が必要な人でも、食事は自分で食べたいと思っている人は意外と多いものです。
今回紹介した3品は、介護される人が自分の残された力を生かしながら使えるものを選びました。
ほとんどの人が食事は1日3回と、介護の手間も多く必要です。
ぜひ百円グッズを活用して、残っている機能を生かす機会を増やして、現状維持を図るようにしましょう。(執筆者:中村 楓)