「お金をためるには片付けが大事」とよく雑誌やテレビでも特集が組まれています。
しかしなぜ節約や貯蓄のために片付けが必要なのでしょうか。
見た目がスッキリとした家は本当に節約できているのでしょうか。

目次
モノの管理ができていれば無駄買いしない
自分がどんなモノをどれだけ持っているか。
これが分かっていたら、似たような物をうっかり買ってしまう確率はぐっと減ります。
片付け上手は無駄な買い物をしないので節約ができるという仕組みですね。
では、自分の持ち物を把握・管理できているかどうか、どんな基準で判断すればよいでしょうか。
2. 二重買いはしない(既に持っていることを忘れて買うことはない)
この2つの基準をクリアしていれば、自分の持ち物を把握し管理ができているということです。
逆に言えば、この2つの基準をクリアさえしていれば、家がどんなにゴチャついていても「たまる素質」はあるということです。

実用性のある片付けを
片づけというと、スッキリとした見た目を求めて、同じサイズ&色で揃えたボックスを揃えるところから始める方も多いと思います。
しかし、せっかくボックスを並べても、中に入っているものがごちゃごちゃで何が入っているか忘れたり、家じゅうに同じようなものがあったりすればどうでしょうか。
見た目はスッキリとしていても、物の管理のための実用性を伴わなければ意味はないのです。

スッキリのレベルは人それぞれ
筆者宅の家計は、数年かけて固定費の見直しやさまざまな節約をして、無駄な出費はゼロに近づいてきているのではないかと思います。
ですが、部屋は片付け特集に掲載されているようなスッキリした家の様子とはかけ離れています。
ものは随分捨てましたし、今は必要なものにだけ囲まれて暮らしているつもりです。
しかしリビングには子供のおもちゃがびっしりと並べられ、戸棚の中も眺めてうっとりするようなレベルではありません。
子どものものがリビングにあふれているのは、下の子供がまだ3歳と小さく、親の目の届く範囲で遊んでいてほしいからです。
まだ幼いため自分で片づけるとしても、箱や袋に投げ込むのが精いっぱい。

そこで、ほとんどのおもちゃが出しやすいようオープンラックにそのまま置かれています。
戸棚の中も随分整理しましたが、整理用の箱の規格をそろえていないためか、雑然とした様子です。
でもこれで必要なものはすぐに取り出せますし、日常生活で困ったことはありません。
あなたの価値観で片づけを
片づけ雑誌に掲載されるような家の方は、きっと筆者より美意識が高いのでしょう。
片付けにどこまで見た目のスッキリ感を求め、自分のセンスを反映させるかは、結局その人の美意識によります。
美意識の高い方なら、子供のおもちゃにも色数が増えすぎるキャラクターものを避けたり、洗剤やシャンプーのパッケージまで生活感を出したくないとこだわった容器に移し替えたり、いろいろと工夫をすると思います。
ですが、実際は冒頭で紹介した2つの基準さえクリアしていれば、節約の素養としてはOKなのです。

もちろん「何があるのかさっぱりわからない」という「ブラックボックス」や「開かずの間」が家にまだあるという方は、そこは手をつける必要があります。
ですが、ある程度片付いているのにまだ何となく自信がないという方は、2つの基準に照らし合わせて合格ならば自分をねぎらってあげてください。
片付けも節約も、あなたや家族の価値観に合わせて取り組みましょう。(執筆者:石田 彩子)
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