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共働きにありがたい保育園

共働き家庭にとって、保育園は生活に欠かせないありがたい存在です。
しかし、全ての保育園が同じ内容の保育をしているわけではないので、中には「ん?」と首をかしげたくなる決まり事がある場合も少なくありません。
自分や子どもとの相性も大切なので、保育園を見学する際は次のようなポイントをしっかりチェックしてみましょう。
check 1: おやつや夕食

保育園ではおやつが出ますし、延長保育を利用する場合は夕食も食べていくことがありますが、その内容は親として大いに気になるところです。
砂糖をたっぷり使った市販のお菓子は毎日となると虫歯が気になるし、夕食の栄養バランスが悪かったり、極端に量が少なかったりすれば成長期の子どもの食事としては物足りないものになってしまいますよね。
見学の時間は園側が保護者に対応しやすいタイミングに設定されるので(昼寝の時間など)、おやつや夕食を食べているところを見せてもらうのは難しいかもしれません。
どのようなメニューなのかについて質問したり、実際にその保育園に子どもを通わせている人から話を聞かせてもらったりして、だいたいの実情を把握しておきましょう。
子どもにアレルギーがあるなら、そうした対応をしてくれるかどうかも重要ですよね。
延長保育や夕食を利用する場合は1か月の保育料が10万円を越えるケースも珍しくないので、経済的な負担についてもぜひ確認しておくことをおすすめします。
check 2: 駐車場の有無

子どもを車で送り迎えする場合は、車を停めておく場所があるかどうかも確認しておきたいところです。
特に首都圏では保育園側が駐車場を用意することができず、月極駐車場やコインパーキングを利用する人も多いのですが、そのための費用を捻出するのも大変。
たとえば、
月極駐車場の場合は1か月2万5,000~5万円ぐらいが相場です。
これに保育料が重なるのですから、毎月の出費が大変なことになります。
徒歩や自転車で通えない保育園の場合は、交代で使える駐車スペースがあるかどうかもしっかり確認しておきましょう。
check 3: 職員の人数や子どもへの接し方

親でも戸惑ってばかりの子どもへの接し方は、いくら保育のプロとはいえ、保育士さんにとっても決して簡単なことではありません。
そのため、子どもの数に対して保育士さんの人数が少ない保育園では、言うことを聞かない子どもをイライラして怒鳴りつけたり、必要以上に接しないようにしたりすることもあるようです。
繊細な感受性を持つ子どもたちが、毎日のようにこのような環境に身を置いていたらどうなるか。
きっと、寂しさや恐怖で大きなストレスを抱えてしまいますよね。
大人のようにその日の出来事をまだうまく伝えられないので、もしかしたら毎日つらい目に遭っていても、それを親に訴えることができないかもしれません。
見学をする際は、保育士さんたちの子どもへの接し方だけでなく、子どもたちの表情や行動もよく観察してみましょう。
・ こわばった笑顔
・ 乱暴な態度
などが多く見られたら、その保育園では親が見ていないところで虐待まがいの接し方をしている可能性があります。
また、連絡帳を毎日書いてくれるかどうか、個人懇談や保護者会があるかどうかも重要なことです。
check 4: 保育室の広さや設備

認可保育園では法律で最低基準が決められていますが、無認可保育園の場合は狭い部屋に大勢の子供が押し込められていたり、園庭や公園がなく外遊びが十分にできなかったりする場合もあります。
また、高いところに物が置いてある、掃除の行き届いていない不潔な環境、絵本やおもちゃが極端に少ないなど、環境に問題があるところも。
子どもが毎日のように通うところなので、快適にのびのびと過ごせるかどうかは非常に重要なポイントです。
気になる園をいくつか見学して、子どもに最も合ったところを選ぶようにしましょう。
check 5: 保護者が用意するものの内容
保育園では
・ オムツ
・ 寝具
・ 食事用のエプロン
・ 歯ブラシ
などが必要ですが、エプロンや歯ブラシを入れておく袋が親の手作りじゃなければならなかったり、布オムツを使用し、毎日持ち帰って洗濯したりすることを求められる保育園もあります。
特に毎日のオムツ洗いはとっても過酷です。
筆者の知人も布オムツ派の保育園に子どもを通わせていましたが、
と言っていました。
布オムツ自体は業者のレンタルでわざわざ購入する必要はなかったし、その日の排泄物で子どもの健康状態を把握するのは大切なことですが、やっぱりニオイとか……ツラいですよね。
また、紙オムツ派の保育園でも
・ 1枚1枚に名前を書く
などもあるので、どのような方針なのかを確認してみましょう。
大切な我が子が毎日数時間過ごす場所

保育園選びはとても重要です。
競争率の高い地域では
という心境にもなりますが、あまりにも劣悪な環境だったり、子どもとの相性が悪かったりすると毎日がツラいものになってしまうので、事前にチェックしておきたいポイントをまとめておき、しっかり確認してください。(執筆者:畠山 まりこ)