中国の新興EVメーカー「NIO(ニーオ)」の株価が2018年9月13日(水)に76%も急上昇し話題になりました。
EVとは電気自動車のことです。
アメリカでは「テスラ・モータース」がEVメーカーとして有名。
テスラ・モータスは世界的な起業家イーロン・マスクがCEOを務めるEV企業の代名詞です。
しかし最近テスラの経営や株価は不安要素が多く投資家目線では、悪いニュースも多く出ています。
そんな中で中国新興EVメーカーのNIOの株価が急騰しました。
本記事では注目の新興中国EVメーカー「NIO」をご紹介します。
本記事を読めば話題になっている「NIO」の概要が分かります。
NIOのティッカー・シンボルは(NIO)テスラ・モータースのティッカー・シンボルは(TSLA)です。
目次
中国のEVメーカーNIOとは
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NIOは中国の新興のEV(電気自動車)メーカーです。
2014年に中国の大手IT企業テンセントの出資を受けており中国政府からも期待されており投資家からも熱い視線を集めています。
創業者は「中国のイーロン・マスク」と呼ばれるウィリアム・リー氏。
中国のメーカーですが他の多くの中国のテック・IT企業と同様にニューヨーク証券取引所に上場しました。
中国にはバフェット氏が出資したことで知られるEVメーカーBYD等もあります。
しかしNIOは他の中国のEVメーカーと一線を画する高級な中国のEVメーカーなのです。
アメリカのテスラモータースも高級EVメーカーとして有名ですが、NIOの方が価格設定が安いのが特徴です。
EVメーカーの先駆・テスラ・モータースの不安
テスラ・モータースはアメリカを代表する高級EVメーカーですが投資先としてはネガティブな材料が現在、多数出ています。
例えば
・CEOのイーロン・マスクの常軌を逸した行動
・最近の上場廃止騒動による株価の乱高下
・財務幹部の退社
など株価的には悪材料になるニュースが数多く出てきており多くの投資家がテスラ・モータースに対して不安を感じているのではないでしょうか。
中国のEV市場の将来性
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現在の中国の状況は新興EV(電気自動車メーカー)NIOに非常に有利です。
中国は巨大な自動車市場。
さらに大気汚染に悩んでいる中国政府は電気自動車を推奨しています。
つまり、中国本土で電気自動車(EV)が普及する環境は十分に整っています。
そして富裕層の絶対数の多い中国には高級EVメーカーのNIOの電気自動車を購入できる層も大勢。
一方、ライバルのアメリカのテスラ・モータースのEV車は現在、米中の貿易摩擦の影響で高い関税もかけられています。
NIOの方が元々テスラ・モータースよりも安い価格のEV(電気自動車)をそろえており、中国の多くの高所得者層に届く見込みです。
まとめ
・ NIOは中国のテスラ・モータースとも言える高級路線のEV(電気自動車)メーカー
・ テスラ・モータースの株は投資先としては悪材料が最近、多く不安視されている
・ 現在の中国の市場はNIOのビジネスに有利な状況です
2018年9月の現時点ではSBI証券、マネックス証券で(NIO)を購入できます。(執筆者:田守 正彦)