クレジットカードやデビットカードでオンライン通販や航空券、宿の予約をするのが今や当たり前。
日本でもカード決済は生活に欠かせない生活インフラの一つです。
日本は中国に比べれば、まだまだ現金社会ですがキャッシュレスの流れは今後も加速していくのではないでしょうか。
そして今後も
・新興国の電子決済が整えられていない市場で拡大余地がある
この2点の理由からクレジットカード関連の銘柄は今後も優良成長株の見込み。
実は身近な、あなたの使っているクレジットカードのブランドが優良銘柄かもしれません。
本記事では米国に上場されているクレジットカード関連の銘柄をご紹介します。
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目次
ビザ
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VISA(ビザ)のティッカーシンボルは(V)です。
世界で最も浸透している国際ブランドで日本のクレジットカードやデビットカードでも良く使われています。
VISAの株価は綺麗な右肩上がりです。
リーマンショック直後のVISAは1株あたり25USDを推移していましたが、2018年の直近の最高値では150USDの値をつけました。
粗利益の伸び率を見てみると2014年・約1,200万USD、2015年・約1,340万USD、2016年・1,450万USD、2017年・約1,770万USDと年々、順調に伸びていることが分かります。
クレジットカード関連の銘柄でもビザは最大手です。
様々な決済シーンでビザの金融ネットワークは使われています。
ATM間の国際送金、クレジットカード・デビットカードの決済等、私たちの日常生活でも良く見にするグローバルブランド、それがVISAです。
マスターカード
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≪画像元:Mastercard≫
MasterCardは(マスターカード)は、VISAに次いで世界的なシェアを持っている国際ブランドです。
ティッカーシンボルは(MA)。
MasterCardを利用している人も多いのではないでしょうか。
MasterCardもリーマンショック後には15USD以下の値がついていましたが2018年、直近の高値では220USDまで上昇しました。
粗利益の伸び率は2014年・約944万USD、2015年・約966万USD、2016年・約1,070万USD、2017年・約1,249万USD。
VISAと同様、MasterCardも順調に株価を伸ばしていることが分かります。
アメックス
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American Express Company(アメリカンエクスプレス)は、バフェット銘柄としても有名なアメリカのクレジットカードブランドです。
年会費が高い高所得者層をターゲットにしたブランドでもあります。
NYダウ30の構成銘柄の一つでもあります。
リーマンショック以降は10USDを切る価格まで落ち込んだこともありましたが、2018年現在では高値で109USDまで上昇しました。
しかし粗利益の伸び率はVISAやMasterCardと違い右肩上がりではなく、2014年・約2,400万USD、2015年・約2,270万USD、2016年2,190万USD、2017年2,140万USD。
実はVISAやMasterCardは、カードの発行そのものをしていません。
しかしアメックスはカードも自社発行しており、ビザやマスターカードのビジネスモデルとは少し異なります。
アメックスはカード決済の代金もカード会社発行企業なので支払う必要があります。
つまり決済だけではなくお金の貸し手の主体でもあるのが大きな特徴です。
まとめ
・アメリカを代表するクレジットカード銘柄はVISA(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、American express
Companyアメリカンエクスプレスの3社
・クレジットカード銘柄は新興国の決済インフラの拡大とイーコマース市場の成長の恩恵もあり、利用者が国際的に増えてづづけている優良銘柄
以上。(執筆者:田守 正彦)