ご存知のとおり、仮想通貨は最近暴落して底なしの様相を呈していました。
ビットコインは70万円から40万円、イーサリアムは2万5千円付近から1万千円と、どのコインも激しく売られています。
しかし、どうやら急落していた仮想通貨市場も目先は底を打ったようにも見えます。

ビットコイン40万円で短期的な底を打つ
【ビットコイン日足】

最近のビットコインですが、70万円を底にしばらく落ち着いた動きでした。
今思えば、まさに嵐の前の静けさだったのですが、ボラティリティも小さく、まさに一年間で一番膠着した状態が続いていたのです。
それがビットコインキャッシュのハードフォークをきっかけに崩れました。
ハードフォーク自体は成功したものの、ビットコインキャッシュの価格が分裂前を下回ったのが原因です。
それが仮想通貨市場全体を直撃しました。ビットコインは65万円にとても重要なサポートラインがあったのですが、その安値を下回ってしまいました。
その後、まず60万円に到達したのですが、もみ合い6日目に大きく大台を下回ります。
次に50万円到達。しかし、これも5日目に大台割れしています。
最終的には40万円まで下げて、これが目先の底になって反発しました。11/30には50万円付近まで上昇しています。
これからのビットコインの動きを予想する
これからの動きですが、このまま上昇するのではなく、二番底をつけてくる展開になるのではないかと予想します。
理由はいくつかありますが、特に高値で売りが待ち構えていることが挙げられます。
ビットコインは今年に入ってから大きく下げましたが、長らく65万円付近を底値に持ちこたえていました。
しかし、今回この安値を下回ったことでまさに底なし状態になりました。
40万円を新たな底として反発しても、今度は65万円が高値になることが考えられます。
下値のサポートラインが、今度は逆にレジスタンスになることは、下げ相場ではよくあることです。
現在の仮想通貨は全体が連動して動いているので、同じようなタイミングで天井や底になります。
ビットコインが戻り高値になり下げ始めれば、ほかのコインも同じ動きになるでしょう。
次は果たして、40万円が二番底になって、下げ止まってくれるかが市場の関心事になると思います。
今年いっぱいは不安定な相場が続くでしょう。ただ、かなり大きく動いているので、短期的な利益を撮りたい人にとってはチャンスだと思います。(執筆者:岡 隼人)