目次
1. 投資しすぎには注意
株式投資に関わらずリスク商品に資産を移す場合、自分の持っている資産のうちどれくらいを投資に回すかしっかりと決めておきます。
ポイントは使用する予定が決まっている資金、使う予定がない余裕資金に分けます。
さらに余裕資金を安全な預貯金にしておくものと、投資などのリスク商品にするものに分けます。
相場環境や景気が悪いときは、投資に慎重になって投資しすぎる人は少ないです。
しかし、相場環境が良くなるとどんどん投資してしまう人がいます。
とくに株式投資を始めたときが相場環境が良く、利益が出ることが多いとついつい油断しがちです。
相場環境が悪くなったときに、難平買いや下がったときのチャンスに買えなくなってしまいます。
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2. 分散投資をしっかり行う
同じ銘柄ばかり集中して購入しない人は多いと思います。
分散投資をした方が良いことが分かっていて、同じ銘柄ばかりにしないようにとしていると思います。
陥りがちなミスとして、株主優待目的で購入していたら同じような業種ばかりになってしまうことです。
自分が良く使う優待で購入していたら、気付いたら同じ業種ばかりになっていたなんてこともあります。
できることなら業種も分散をした方が良いです。
もちろん個別銘柄の要因で株価は動きますが、同じ業種が連動して株価が動くことが珍しいことではないからです。
また、投資時期も分散した方が良いです。
ボーナスなどまとまった資金ができたりしたときに、色々な銘柄を同時期に購入してしまう人も多いです。
投資時期を分散することで、相場環境全体の影響を分散させることができます。
3. その銘柄を好きになりすぎない
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銘柄を好きになりすぎないことでリスクを抑えられます。
銘柄を好きになりすぎると冷静な判断ができなくなり、売買のタイミングを見失ってしまいます。
どんなに大企業で業績が良い銘柄でも、結果的に自分でリスクを高くしてしまうのです。
株式投資には、その企業を応援したと思い株主になることがあります。しかし、資産運用のことを考えた常に冷静な判断は必要です。
銘柄を好きになりすぎて陥る失敗として、どんなに下がっても下がった原因をきちんと精査もしないで、いつか上がると思って保有し続けてしまうことです。
下がった原因が一時的なものなら良いのですが、その企業自体が衰退していることにも気づかなくなってしまいます。
とくに、一度利益を出した銘柄に対して、このようにしてしまうことがあります。
同じ銘柄でも、自分の気持ちや投資方法でリスクが上がってしまうことがあるので注意しましょう。(執筆者:成田 恵)