終身保険は、万が一のことが起きた時に家族に保険金を遺す商品です。
死亡保障が本来の機能になります。しかし終身保険には「お金をしっかり貯める」機能もあります。
今回は終身保険の貯金の機能に注目していきます。

目次
終身保険の利回りは定期預金よりも圧倒的に高い
現在の定期預金の金利は大手銀行で1年定期0.01%です。
これに税金が20.315%かかりますのでもし100万円を1年間預けた場合の利息は約80円です。
これでは今後、消費税が上がって物価が上がってしまうとお金の価値は目減りしてしまいます。
お金の価値を守るために資産運用することが必要になりますが、生活費やお子様の学費などでなかなか資産運用に回すお金をねん出するのは大変だと思います。
しかし一家の大黒柱に万が一のことがあった時に備えて「終身保険」に加入している人は多いのではないでしょうか。
実は終身保険の中には定期預金よりも圧倒的に利回りの高い商品があるため商品によっては「家族のために遺す」機能と「お金を殖やす」機能の一挙両得を取ることができるのです。
終身保険の仕組み
終身保険には一時払い終身保険と毎月や年払いの終身保険の2種類があります。
一時払いの終身保険はおすすめできないのでここでは割愛します。
月払いや年払いの終身保険のうち米ドル建て豪ドル建ての商品は金利が非常に高いのでおすすめです。(大体3%~4%) くらいの利回りです。
もちろん為替のリスクはありますが、毎月円から外貨に転換すれば為替の平均購入単価は均されるので為替のリスクを抑えることができます。(ドルコスト法といいます。)

年払いのほうが、利回りがよくなるので年払いがおすすめです。
しかし年払いの場合、為替のリスクが年1回の外貨への転換だと高くなると思われると思いますが、毎月外貨預金で積立をして一年分の外貨をまとめて保険にすれば為替の時間分散も利用できます。
また外貨終身保険の場合大体10年経過すれば解約しても元本が割れないので子供教育費や老後資金に使うことができます。
利回りが円預金よりも圧倒的に高いので貯蓄目的で終身保険を利用することが可能なのです。
まとめ
今回は、終身保険の貯蓄目的での利用方法について説明しました。
終身保険は本来万が一のことがあった時に備えるものですが利回りの高さを考えると貯蓄目的で利用することも十分可能です。
10年以上保有する必要はありますが計画的に資金をためるのには非常に良い商品なのでです。(執筆者:渡辺 たけし)