目次
年末年始は何かと物入りです
いつもより増して、財布の中身を気にしながら食材を選んでしまいます。
しかし、家族の健康のカギを握る毎日の食事は品数も量も極端に減らすわけにはいきません。
そんな時こそ、「かさ増し」食材の出番です。
今回は、単価の安いお肉や特売品を「かさ増し」食材でさらにパワーアップするコツをお伝えします。
手軽に手に入る「かさ増し」食材でおいしく節約していきましょう。

1. ヘルシー食材で食べ応えも抜群の「こんにゃく」
どこのスーパーでも安く手に入るこんにゃくを、ぜひとも「かさ増し」として料理に活用しましょう。
豚肉の甘辛炒めなど、こってりした味付けの肉料理に加えると、お肉の量が少なめでもボリュームたっぷりで満足感の得られる一品になります。
味を染み込ませて揚げていただくてんぷらもオススメです。
切り方はお好みで、手でちぎったり、短冊に切ってください。
みじん切りにしたこんにゃくもアリです。
ひき肉に混ぜて、つくねや肉団子にすればバリエーションは無限大です。
こんにゃくは単品として食べられるのも魅力です。
「あと1品足りない!」という時に重宝します。
たとえば、食べやすい大きさに切ってさっと茹で、ソース・マヨネーズ・かつお節をトッピングしたら、お好み焼き風のこんにゃくステーキのでき上がりです。
ソースとマヨネーズのコンビネーションが、こんにゃくの臭みを消し、お子さんでもパクパク食べられちゃいます。

2. 味がすぐ染み込むから使いやすい、扱いも楽ちんの高野豆腐!
もしあなたが高野豆腐を煮物でしか使っていないのなら、本当にもったいない!
常温保存できて扱いも簡単なお豆腐、それが高野豆腐です。
良質のたんぱく質が含まれ食物繊維も豊富ですから、もっと気軽に使ってみましょう。
味が染み込み易い特徴を生かし、だしでいただく卵とじや、コンソメ味の野菜スープなどに「かさ増し」として投入するだけで、あっという間にボリューム感のあるおかずができ上がります。
和風も洋風の味付けにもなじみ、お肉の代わりにも使えますから、炒め煮やクリーム煮もオススメです。
チーズとも合うので、我が家ではマカロニの代わりとして、グラタンに入れることもあります。
揚げ物もおいしいです。
適当な大きさにちぎり下味をつけて唐揚げにすれば、鶏肉よりもかなりカロリーが抑えられますからパクパク食べても大丈夫です。

3. もやし・白菜・キャベツを使って、ボリュームアップ!
安価なもやし、1玉で買うとお手頃価格な白菜やキャベツも「かさ増し」として使ってみましょう。
・ もやしたっぷり卵焼き
・ 白菜たっぷりのお味噌汁
・ キャベツたっぷりカレー
など、我が家では「かさ増し」料理が大活躍しています。
じゃがいもやにんじんなどの常備菜が少ないときに、たまたま冷蔵庫にあったキャベツを「これでもか!」と加えたカレーが我が家では思いのほか好評で、時々リクエストされて作っています。

低コストでヘルシー! おなかいっぱいおいしく食べる料理を「かさ増し」食材で
単価が高めの食材を控えて節約につなげるのは基本の「き」ですが、育ち盛りのお子さんがいるご家庭などはやはりボリュームがある料理が好まれます。
いつものお料理に「かさ増し」食材を加えることで、家族のみんなのおなかを満たしつつお財布にも優しいおかずになります。
ぜひ、さまざまなレシピのアレンジを楽しんでみてくださいね。(執筆者:橋 正子)