2018年の年末、最後のフロンティアと呼ばれるミャンマーの経済発展を確かめに経済の中心のヤンゴンを訪れました。
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長期的に見てミャンマーは新興国投資の対象として注目すべき国の一つです。
本記事では
・ヤンゴンの現在の様子
・ヤンゴンの旅行のし易さや最近の物価
この三つを中心にお伝えします。
ミャンマー最大の都市、ヤンゴンは急速に発展しており数年訪れないだけでも街は大きく様変わりしています。
目次
ヤンゴン証券取引所の様子
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ヤンゴン証券取引所は現在、
電子取引化しています。
しかし上場している銘柄は10銘柄もなく、取引もあまり活発とはいえないようです。
まだまだミャンマー国内では、株のような目に見えづらい資産よりも不動産のように目に見える資産の方が人気なのかもしれません。
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証券取引所は守衛はいるのですが、誰でも簡単にサインをすれば見学することができます。
人もまばらで閑散としていました。
ちなみにヤンゴン証券取引所は日本の大和証券グループと日本取引所グループが国営ミャンマー経済銀行と協力して設立させた経緯があります。
ヤンゴン証券取引所はミャンマーに住む外国人の株取引が可能になると2018年に発表しました。
しかし2018年の12月末時点では、在ミャンマーの外国人がミャンマーの株を本人名義で買うことはできないそうです。
ヤンゴン証券取引所はヤンゴンの中心部にあるため観光のついでにも気軽に立ち寄ることができます。
首都ヤンゴンは今、どれぐらい発展してるのか?
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ヤンゴンは地下鉄やスカイトレインは通っていませんが、車やバスが往来しており、とても活気に溢れています。
ミャンマーは仏教国のイメージもあります。
しかし、最近できた大型ショッピングモール「ジャンクションシティ」には普通にクリスマスツリーが飾られており、ヤンゴンの若者で賑わっていました。
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モールの中にはケンタッキーやロッテリア、日系のラーメン屋もあり、私が思っていた以上に生活もしやすい印象でした。
世界展開している有名なアメリカンレストラン「ハードロックカフェ」も「ミャンマープラザ」というモールに入居しており、思っていた以上に、ミャンマーでは欧米の文化も受け入れられていました。
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ヤンゴンの現在の旅行事情
ヤンゴン国際空港には、スマートフォン用のトラベルSIMカードを販売するブースもあればATMもあります。
VISAやマスターブランドのクレジットカードやデビットカードなら、ヤンゴンの空港のATMで現地通貨を簡単に引き出すことができます。
隣のタイと比べても空港では不便さを感じませんでした。
また普通に配車アプリでGrabタクシーを利用することもでき、少し旅慣れている人ならヤンゴン探索はそれほど難しくはないようです。
2018年末の段階ではミャンマーの通貨チャットは安くなっており、数年前まで高いと言われていたホテルの宿泊費も安くなっていました。
宿泊施設がここ数年で増えた割に外国からの観光需要は伸びていないため、宿泊施設不足が解消されたからです。
ミャンマー投資を将来考えている人にとっても、ヤンゴンは気軽に行ける位に便利になってきています。
特に今は日本人がノービザで観光することができるため、ミャンマー観光のチャンスの時期ともいえます。
2019年の世界的なマーケットの動向やチャット安による最近のミャンマー経済の景気の減速もあります。
直接ミャンマー株を日本人が買うことは、現時点ではできません。
しかしミャンマー経済のポテンシャルの高さに興味があるなら、一度はミャンマーの商都ヤンゴンを訪れても良いでしょう。
少し旅慣れた人なら簡単に街を探索できるぐらいに今は便利になりました。
まとめ
ヤンゴン証券取引所は売り買いも活発ではなく上場銘柄も少ないです。
また在ミャンマーの外国人投資家に取引を解禁するニュースもあるが、2018年末の段階では、まだ外国人が自分の名義でミャンマー株を買うことはできないようです。
ヤンゴンは現在、経済発展中で旅慣れた人なら簡単に探索できる程度には便利になりました。
またノービザ入国可、ミャンマーチャット安、宿泊施設の相場の低下も旅行者の追い風になる状況です。
ミャンマー投資に興味のある投資家は旅行も兼ねて一度、行ってみても良いのではないでしょうか。(執筆者:田守 正彦)