冬になると突然の大雪や凍結などに見舞われ、エンジントラブルや立ち往生などで車が動かなくなってしまうこともあります。
災難に見舞われるケースが身近にないと、つい後回しになる冬のドライブの備えですが、命をつなぐためには最低限必要なものを常備しておくことが大切です。

今回は、最低限必要なものを徹底的にコストダウンし、1年半~2年ごとに地球一周分の距離を消化している筆者が「備えておくメリット」についてもレクチャーいたします。
目次
使い捨てカイロを人数分×3日分+毛布

暖房をかけていれば暖かい車内ですが、冬のエンジントラブルや立ち往生では、エンジンを切らなければならないことも多々あります。
とくに大雪で立ち往生した場合、一酸化炭素中毒での死亡を防ぐためにも、車を端に寄せてハザードランプを点灯させ、エンジンを停止することが重要です。
エンジンを切ってしまえば、すぐに車内の温度も下がってしまうため、使い捨てカイロは必須です。
非常用トイレ

高速道路での大きな事故や冬の立ち往生時には、非常用トイレがとても役立ちます。
とくに小さなお子様を乗せてのドライブ時には、近場へのお出掛けでも携帯しておくと便利です。
食べ応えのあるお菓子

空腹時になると、血糖値が低下して、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンなどの物質を分泌させてしまい、イライラしてしまいます。
また、集中力や判断力が低下するとの研究結果も出ています。
突然のトラブルが、家族や友人との絆にまで響くことがないよう、イライラの素はひとつでも減らしておきましょう。
食べ物があるという安心感も大切ですね。
水

人間の体の半分以上が水であることからもわかるように、水は、生命の源でもあります。
トラブルや立ち往生に備え、最低でも1人500ミリリットル以上の水を備えておくようにしましょう。
備えはじめる時期と注意事項
カイロと毛布以外は、年間を通して備えておくと、より安心です。
夏場は、カイロと毛布ではなく、バスタオルを備えておきましょう。

突然の大雨や水遊びにも対応できるバスタオルは、夏場であれば体も温めてくれるので便利です。
また、食べ物は車の中に積みっぱなしにはせず、夏場はクーラーボックスなどに入れて保管しておくようにしましょう。(執筆者:山内 良子)