海外旅行を計画する際に、避けて通れないのが現地通貨の準備です。
ほとんどクレジットカード払いができる地域もありますが、それでも、ある程度の現地通貨を持っておきたいと思うでしょう。
日本円を外貨に交換するにはさまざまな方法がありますが、今回は、おすすめの方法の一つとして、「外貨宅配サービス」をご紹介します。

目次
「外貨宅配サービス」って何?
「外貨宅配サービス」は、インターネットなどで外貨の購入を申込むと、自宅や勤め先に外貨を郵送で届けてくれるサービスです。
主な購入パターンは、以下の通りです。
【ネットで注文】 → 代金引換で業者が外貨を発送 → 受取時に現金支払い
メリット1:時間や気持ちに余裕がもてる
海外に出国する前に外貨を手に入れることができるので、出発当日の空港で両替のために並んだり、現地で両替所を探したりする手間が省けます。
出発のバタバタしているときに、外貨の事を気にしたり、慣れない現地で両替できる場所を探す手間がなくなります。
少し早めに現地通貨を手に入れれば、海外へ出発するまでの間、期待を高めて過ごせるかもしれません。
筆者自身は何度も「外貨宅配サービス」を利用していますが、空港や現地で両替について考えずに済むのは、時間的も節約になり非常に便利だと感じています。

メリット2:購入のタイミングを自分で決められる
「外貨宅配サービス」を利用する場合、外貨を購入するタイミングを選ぶことができるというメリットもあります。
外貨の値段(レート)は、変動しています。
基本的に円高であれば外貨は安く買え、円安であれば外貨の値段は高くなります。
もし半年後に海外旅行の予定があるなら、円高のうちに現地通貨を購入しておくことも可能です。
デメリット1:送料がかかる
外貨宅配サービスは、窓口での両替と違って、送料がかかる点には注意が必要です。
一定金額以上の場合、送料を割引したり無料にしたりする業者もありますが、1~2万円程の少額の両替である場合、送料の負担が大きくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
各種銀行も扱っている「外貨宅配」
外貨両替はさまざまな場所で行われていますが、自宅への宅配に対応している業者はどんな業者があるのでしょうか。
例えば「ゆうちょの外貨宅配」というサービスがあります。

「ゆうちょ銀行」の総合口座およびキャッシュカードを持っている個人しか利用できませんが、身近な「ゆうちょ銀行」が扱っているので、初めて外貨宅配を利用する場合は安心感があるかもしれません。
その他にも、さまざなな銀行が外貨宅配サービスを提供しています。
銀行によっては口座を持っていなくても利用できます。
銀行以外の業者も
1998年4月からは、銀行以外の業者でも自由に外貨の売買を業務として行うことが可能となりました。
以下は銀行ではありませんが、外貨両替を行っていて、宅配サービスも扱っています。
・ 大黒屋「外貨両替サービス」
・ 「外貨両替ドルユーロ」
なお、筆者は「外貨両替ドルユーロ」をよく利用しています。
海外へ行くときは「外貨宅配サービス」もあわせて検討ください。(執筆者:潮見 孝幸)