大根や白菜などの冬野菜のおいしい季節です。
でも冬野菜って大きすぎませんか。
大根1本や白菜ひと玉は使い切るのも大変ですし、冷蔵庫の中でもかなり場所を取ります。
同じメニューが続くのを避けようと長く保存していたら、いつの間にか傷んでしまうこともありますよね。
このような状態でお困りの方には、ぜひ「ミニ野菜」をおすすめします。
筆者はスーパーや食材宅配のカタログで見つけたら買うようにしていますが、本当にコスパが高くて優秀です。

目次
カット野菜と比較して…ミニ野菜のメリットとは
「ミニ野菜」とは、通常の野菜の半分~2/3程度の重さで、カットせず丸ごと販売されている野菜のことです。
冬の季節ですと、白菜やだいこん等で、通常よりも一回り小さいサイズのものが「ミニ白菜」、「ミニ大根」といった商品名で販売されています。
「ミニ野菜」には以下のようなメリットがあります。
・ カットされていないため、日持ちする
・ 小さい実に味が凝縮されていておいしい
・ 小ぶりな分、割安な価格で販売されている
次は筆者おすすめのミニ野菜を紹介します。
ミニ大根

重さは500gと通常の大根(葉を除いた実のみ)1kgに対して半分の大きさです。
コロンとした形をしていて、長さは牛乳パックよりも少し短いくらいです。
味はみずみずしくて甘みがとても強いです。辛味がほとんどないので、サラダなど生で食べてもおいしいです。
筆者のおすすめは「みぞれ鍋」です。
これくらいの大きさなら擦り下ろすのもそこまで苦になりませんし、甘い大根おろしに出汁をふくませたお鍋は、どんな具材を入れても絶品に仕上がります。
価格は150円前後で、通常サイズの大根1本の2/3程度です。
ミニ白菜

重さは1kgと通常の白菜2kgに対して半分の大きさです。
大根と同じく、みずみずしくて甘みを強く感じます。通常の白菜よりも、葉は柔らかいです。
お鍋や煮物はもちろん、浅漬けやコールスローなど生で食べるのもおすすめです。
価格は200円前後で、通常サイズの白菜の1/2カットを購入した場合と同等です。
日持ちを考えると、ミニ白菜の方がコスパが高いと思います。
ミニにんじん

ベビーキャロットのような子どもの指ほどのサイズではなく、それよりも大きい10cmほどのやや小ぶりなにんじんが、4~5本の袋入りで販売されているのを見かけたことはありませんか。
筆者はスーパーや食材宅配のチラシの「100円均一青果コーナー」で、「ちっちゃいにんじん」というネーミングで販売されているのをよく見かけます。
通常の15cm程のにんじんですと、お味噌汁に入れると余ることがあります。
ミニにんじんなら1本がちょうど使い切りのサイズなので、カットした端切れが冷蔵庫の中で干からびてしまうこともありません。
味は濃く、甘みが強いです。
ミニ里芋

里芋もゴルフボール程度のミニサイズですと、袋にたくさん入って安売りされています。
小さいと皮を剥きにくいので安いのだと思うのですが、小さくても簡単に皮を剥ける方法があるので筆者はこちらを買います。
たわしなどで軽くこすって表面の泥を落としたミニ里芋を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかけます。
竹串をさしてみてスッと通るくらいになったらざるにあけて、荒熱が冷めたら皮を剥きます。
気持ちが良いくらいスルっと剥けるので、ぜひ試してみてください。
ぼっちゃんかぼちゃ

重さは300~500gと通常のかぼちゃ1kgに対して半分ほどです。
片手にちょうど収まるくらいのサイズ感です。甘く、ホクホクとした食感が特徴です。
煮物はもちろんいけますし、食感をいかしてコロッケにするのもとてもおいしいです。
海外産も含むとかぼちゃは通年手に入るようになりましたが、こちらのぼっちゃんかぼちゃは、筆者の住む関東では夏から秋にかけて、200円前後で販売されているのをよく見かけました。
冬はあまり手に入らないかもしれません。
グリーンボール

通常のキャベツよりも一回り小さいもので、その名のとおりボールのようなまん丸な形をしています。
重さは1kg程で、通常のキャベツ1.2kgに対してやや小ぶりです。
葉は柔らかく、スープにも向いています。
春キャベツに味は近いですが、中の形状は異なり中心に向かって葉がギュッと詰まっています。
グリーンボールは栄養価が高く、カロチンはキャベツの2倍ほど含まれています。
寒さに弱いので冬はほとんど手に入りませんが、春になると市場に出回るのでぜひ注目してみてください。
価格は旬の時期で150~200円程度です。
お得で無駄がなく、おいしいミニ野菜。皆さまもぜひ試してみてください。(執筆者:石田 彩子)