新しいお墓の形として注目を集めているのが納骨堂です。
その多くは、納骨壇と呼ばれる遺骨の収蔵施設に納骨します。
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屋内のお参りなので天候に左右されず、掃除やメンテナンスが不要なこと、そして寺院の境内にあることの安心感などが人気の理由です。
納骨堂の中でも最先端なシステムを誇るのが、「マンション型」と呼ばれるタイプです。
モダン化とハイテク化が進む最先端のマンション型納骨堂の仕組みと費用をご紹介いたします。
目次
館内は完全機械制御 遺骨はバックヤードから自動搬送される
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マンション型というと、複数階に納骨壇がズラッと並んでいる光景を想像するかもしれません。
そのような納骨堂もあるかもしれませんが、いわゆるマンション型の納骨堂では、遺骨はバックヤードに並べて安置されています。
お参りの人は参拝ブースにまで進みます。
そして、あらかじめ手渡されていたICカードをタッチパネルにカードをかざすことで、故人の遺骨が自動搬送されてくるのです。
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マンション型納骨の選ばれる理由
マンション型の納骨堂は、参拝スペースと納骨スペースを分けているために、他の納骨方法よりも圧倒的に遺骨の収蔵量が多く、需要の高まりから増加傾向にあります。
墓地不足の解消にも一役買っているだけでなく、利用者からの満足度も非常に高いようです。
「気軽にお参りがいける」
「お墓掃除のような労力がいらない」
「価格が手ごろ」
こうした声が多く聞こえます。
マンション型納骨堂が完売すると、平均で10万人もの遺骨を受け入れられる計算になるそうです。
これは、従来のお墓や納骨堂では有りえないことで、死亡者が増加し続けるここ20年では、さらに需要は高まるでしょう。
モダンとハイテク それなのにお墓よりも安い価格
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館内は静寂で落ち着いた雰囲気。
心を落ち着けてお参りができる空間演出がなされていて、モダンなインテリアが特徴です。
それでいて、全館コンピューター制御で、遺骨も自動搬送。
モダンとハイテクを駆使した施設のため、利用料も高額に思われるかもしれませんが、お墓を1基建てることに比べると驚くほどに安いのです。
お墓の建立のためには、墓地と墓石の費用がかかりますが、合計すると200万円から300万円近くすると言われています。 東京の都心部では、墓地の取得だけで200万円近くかかることもあるでしょう。 しかし、マンション型の納骨堂の相場は100万円前後。 夫婦だけでなく世代を超えた家族が入るタイプでも200万円程度で済むでしょう。 新たな時代の新たなお墓。 土地不足と人口の増加が懸念される都市部では特に、これからもっと増えてくる供養の形なのかもしれません。(執筆者:五十嵐 信博)