という考え方は、今すぐやめるべき。
「毎月ある程度残るから大丈夫」というやり方では思うように貯金は進みません。
貯金は見えない場所でコツコツが断然おすすめです。

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金額が見えていると油断してしまう
自分の金銭感覚に自信があると、家計簿なんてつけなくても節約は十分できていると思います。
書き込んだところで、買うものは毎回そんなに変わりません。
だから、家計簿を省略し、通帳に記帳しておわりという手抜き管理になってしまうことがよくあります。
しかし、まとまった金額を目にしていると、つい油断して貯金が進まなくなってしまいます。
現金で使う額と毎月の引き落とし額は減りますが、1度にまとまって引き出されたりしないため、通帳を覗くたびに「まだお金はある!」と思ってしまいます。
だからこそ、毎月の貯金額を決めて、早いうちにその分をどこかへ移動させましょう。
通帳の額がドカンと減れば、油断ができなくなり節約意識が高まります。
「通帳が家計簿」という安心感は危険
通帳に記帳することは、家計を管理する上で欠かせません。
ただ、それだけでやるべきことができていると思っているなら危険です。
「クレジットカード〇万円」とざっくりとした支出額を目にしても、数か月もすれば何にどう使ったか忘れてしまいます。
その時に賢い買い物ができたって、忘れてしまったら次には活かせません。
だから、コツコツと家計簿をつけることが大切です。
お得だったと断言できる金額は必ずメモしておき、「年払いで〇円得」というように、賢い払い方ができた時も書き残しておきましょう。
これで今後も買い物上手でいられます。
たまに読み返して、貯金へのモチベーションを上げるのに役立てるというのも良さそうです。
明確に貯金ができると楽しくなる

貯金をしたいなら、別の通帳や用意した封筒などにお金を移動させる習慣をつけましょう。
通帳に残したままだとこの喜びを感じることができません。
たまたま残っただけのお金にしか思えず、「来月はどうなるだろう」という不安や、貯金を頑張っていないことへの罪悪感でイライラ…。
金額に大きな差はなくても、貯金への満足感がないとやりくりが苦痛になってしまいます。
普段の通帳から一気にお金が減ると心細くなりますが、貯金用の通帳や封筒を見れば、明確にお金がいくら貯まっているかちゃんと確認できます。
「ここにあるから大丈夫」と安心できるし、規則的に決まった額が貯まっていくのでだんだん楽しくなってきます。(執筆者:三戸 芙由香)