食費は、節約するにはなかなか強敵です。
おいしそうな食材や半額などの値引き品は、私たちを誘惑する手を緩めません。
ましてや食べることは健康の源、節約できれば何でもOKという訳にもいきません。
使いすぎずそれでも我慢は極力避けるため、今回は食費にまつわる数字に着目してみましょう。
3つの数字を意識することで、節約へのボーダーラインが見えてきました。

目次
1. 買い物に行く回数を考えてみよう
余計な物を買わないために、買い物の回数を週に1回などと決めることは必要です。
そしてその回数はできる限り少ない方が、ラクです。
例:月の予算が4万円
・ 週2回(月8回)… 1回当たりの予算は5,000円
・ 週1回(月4回)… 1回当たりの予算は1万円
支払う回数が少なければ、当然ながら1回あたりの予算は多くなり「あまり買えない」とストレスを感じることは少なくなる上、支出項目が減ることから家計管理がしやすくなります。
自分や家族のスケジュールと、行きやすいスーパーのお買い得DAYを考え合わせて検討してください。
そしてたとえ急にないものがでてきても、調味料などはまず今ある手持ちのもので工夫をすることを考えてみましょう。
どうしても購入するというときには、ポイントで支払って実質0円にするというのも予算を守る1つの手です。
慌てなくても済むように、普段から定位置を決め、在庫を視覚的に意識できるように心がけておきましょう。
忘れやすいなら
・ なくなる都度スマホなどにメモる
・ 画像像で残しておく
など対策をしておくことも大切です。

2. 予算を考える
節約の一番のポイントがここ、予算をいかに厳守するかです。
設定した金額をきちんと達成できたら、やっぱりうれしくなります。
その「できた!」という感覚こそ、節約を続けるモチベーションになります。
予算管理に不安がある方は、買い物に出かける前にもう一度、冷蔵庫の中身が使いきれているか見直してみてください。
冷蔵庫は、ある意味前回の買い物の成績表です。
予定通りに食べきれていなければ、それだけの食材は、もしくは予算は必要なかったということです。
すっからかんまではいかなくても、メイン食材だけでも食べきれない状態が続いていれば、買い物の間隔を変える、または購入する品目を減らすことを考え予算を再検討しましょう。
また、いつも予算オーバーするのなら、あらかじめその金額より1割程度少なく設定して買い物するのも1つの方法です。
人手の多い慌ただしいスーパーではゆっくり計算していられませんから、余裕をもたせておくと安心です。
さらに盲点になるのが、消費税です。
スーパーによっては税抜き価格が大きく記載されているため、消費税分オーバーしてしまわないようご注意ください。
レジを通る前にはもう一度買い物かごをのぞき、不必要なものがないかざっと見渡すだけでも買いすぎ防止に役立ちます。

3. 底値を考える
「〇%オフ」、「〇円引き」、「半額」など特売品は、とても魅力的です。
しかしお値打ち品は、こちらが必要な時にいつもあるとは限りません。
また、例えばAさんは、いつもは200円で購入している商品を半額で買いました。
しかしその同じ商品を、実はBさんは日ごろから100円で購入していました。
という場合、支払った金額は同じですが、特売で購入したAさんの商品は賞味期限が短いなどリスクがあるため、Bさんのほうが賢い買い物をしているといえるでしょう。
そこで普段から気を付けておきたいのが商品の底値を知ること、いくらなら買うか適正額を自覚することです。
すべての商品について底値を調べることは難しいでしょうが、まず意識したいのは調味料です。
意外と値が張るわりに、絶対必要になるものが多くあります。
筆者の場合、ケチャップ、ウースターソース、とんかつソースは(全てカゴメの500mLの商品)はどれも100円、味ぽん600mL、キッコーマン醤油1Lは198円です。
常時1本は、定位置にストックを心がけています。

最近ではスーパーも独自のアプリやLINEを作っているところがあり、クーポンで割引をゲットできることがあります。
ドラッグストアも狙い目の1つです。
ウエルシアなら、Tポイントをためて1.5倍利用できる20日にポイントだけで底値金額のものを購入するという使い方も、大変お得です。

いざ、我慢しない節約!
食費を節約するということは、安いものを買うということを考えてますが、
を目標に3つの数字を意識すると、我慢しない節約につながります。(執筆者:吉田 りょう)