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家計、家事育児、夫婦仲がどん底状態 ここから筆者が脱出するのに成功した「4つの行動」と「かかった費用」

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家計、家事育児、夫婦仲がどん底状態 ここから筆者が脱出するのに成功した「4つの行動」と「かかった費用」

数年前、筆者は育児、家事、家計管理、夫婦仲すべてがうまくいかず、どん底状態にいたことがあります。

当時、夫は出張が多く、週末しか自宅に帰れませんでした。

筆者も仕事をしており、ワンオペ育児の負担が大きくのしかかってきました。

家計も夫婦仲も全てどん底の状態

週末家族がそろえば、家事育児の負担をめぐって夫婦喧嘩が勃発。

そして溜め込んだストレスは買い物で発散。

家は筆者の買った服や雑貨で溢れていました。

当然、貯金もできませんでした。

このような最悪の状態を脱するためには、どんな行動が必要だと思いますか。

まずは夫との話し合いでしょうか。

話し合いも大事ですが、それよりももっと大きな効果を発揮した「4つの行動」と、掛かった費用についてお話します。

1. ひと部屋分のモノを捨てた

ひと部屋分のモノを捨てた

ある年末の大掃除の際、大量のモノを捨てました。

主に自分の物を処分しました。

ゴミ出しの前夜に集められたゴミの量は、一部屋がまるまる埋まるほど。

服、靴、健康雑貨、育児用品。

どれも「たくさん使ったな」と思えるものはなく、買ったことすら忘れていたものも多くありました

不要品の山を眺めながら、自分がどれほど心の隙間をモノで埋めようとしていたかを痛感しました。

作業はたまたま家にいた夫も手を貸してくれました。

ゴミ山の大きさに少々ひいておりましたが、筆者が日ごろ感じているストレスを少し感じ取ってくれたのではないかと思います。

掛かった費用:400円 ※有料ゴミ袋20ℓサイズ(1枚40円)×10枚

2. 資源ゴミの分別を徹底した

資源ゴミの分別を徹底した

筆者は心が荒れると、なぜかゴミの分別ができなくなる傾向がありました。

皆さまも、気分が落ち込んだとき、自宅にこのような景色が現れたことはありませんか。

・通販の梱包用の段ボールが、畳まれずに部屋のすみに積み上げられている

・油の入っていたが、洗うことなくシンク下の収納に隠されている

古新聞や要らないDMが納戸に溜め込まれている

・枯れてしまった植物のプランターが、土の入ったままベランダや庭に放置されている

多くが分別をすれば資源ごみとして出せるものです。

自治体が配布してくれた「ゴミ出しカレンダー」を冷蔵庫に貼り、ゴミ収集日に合わせて溜め込んだゴミを出していきました。

分別や洗浄にはかなりの手間を要しました。

作業を進めながら

「ものを買うことは簡単だけれど、きちんと使いきって、正しい方法で捨てるのは大変なことなのだ」

と実感しました。

以後、浪費は減っていきました。

掛かった費用:0円 ※全て資源ごみのため

3. 宅飲みを充実させた

宅飲みを充実させた

週末に夫が帰ってくるときには、簡単で良いのでおつまみを作り、ビールを買っておいて夫と晩酌するようにしました。

お酒を飲みながら一緒にテレビを観るだけでリラックスした時間になり、ケンカが減りました

不思議なのは、子どもを祖父母に預かってもらって夫婦2人でレストランや居酒屋で外食したときよりも、「宅飲み」の方がその後の夫婦仲に高い効果を示したことです。

外食時は食事をする他に会話をするしかないのですが、つい普段の愚痴を口にしてしまい気まずくなったり、日常的にあまり多くのことを共有していないためお互いに話題が無くなって黙ってしまうことがありました。

せっかくいろいろな人の協力を得て、費用をかけたにも関わらず、関係改善のために効果はありませんでした。

その点「宅飲み+テレビ」ですと、2人の間にあるさまざまな問題は置いておいて、心の距離は縮めることができたように思います。

くだらないネタを観て2人で笑ったり、子どもの好きなお笑い芸人が出てくると「この間、この芸人のモノマネ幼稚園で子供がやっててさ」などと日常の話に派生することもありました。

2人が横に並んで、お酒を飲みながらテレビを観るというスタイルが、レストランで向かい合って会話するよりもずっとラクで効果的だったのです。

掛かった費用:晩酌1回につき500円 ※350ml 缶チューハイ1本100円 ×3本 +おつまみ材料費200円

4. 夫に転職をすすめた

夫に転職をすすめた

1.から4.で徐々に夫婦仲や筆者の浪費癖を改善していく中で、話し合いよりも


「いかに日常の景色を共有しているか」

が大切なのではないかと考えるようになりました。

週末に今週あった出来事を1時間かけて説明するよりも、その場に居合わせた方が、多くの手間をかけずとも意思疎通ができます

そのためには「平日はほぼ全て泊まり出張」という現在の勤務スタイルをなんとかしなければなりません。

当時の職場ではこの勤務スタイルは必須要件だったので、思い切って転職をすすめました。

夫も最初は転職に対して不安を感じていたものの、徐々に考えに共感してくれて、無事出張の少ない仕事に転職できました。

掛かった費用:0円 ※転職紹介会社を利用 登録、紹介ともに無料

1つでも良いので、効果的な行動を試してみよう

この「4つの行動」後、家計について2人で見直しを行いました。

この作業中もクレジットカードの引き落としの明細にすっかり解約を忘れていた謎のサービスが多数見つかったり、自分たちのダメさ加減を思い知る機会がたくさんありました。

しかし徐々に整理して、結局月10万円の余分な家計を削減できました。

1つ目の行動を起こしてから、約1年後にここまで到達しました。

「4つの行動」は、家計改善のための土台作りの作業と言えます。

買いたいものを一方だけがひたすら我慢したり、改善したいテーマについていきなり夫婦で長時間顔と顔を突き合わせて話し合うよりも、効果がありました。

いま八方ふさがりの状態で家計管理に困っている方は、ぜひ1つでも良いので、効果的な「行動」を試してみてください。(執筆者:石田 彩子)

《石田 彩子》
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石田 彩子

執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子 石田 彩子

新卒で地方テレビ局の記者を経験し、人材サービス会社のウェブ担当や、広告代理店でテレビショッピングの考査担当などを経て、3年前から退職し専業主婦になりました。戦略的な家庭経営を目指しています。世帯年収が200万円ダウンしても、貯蓄ペースは退職前の額を維持。特技は食洗機に食器をきっちり収めること。趣味はフィギュアスケート観戦で、最近は子供といっしょにリンクで滑ることも。 寄稿者にメッセージを送る

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