メルカリをやっていると、時々見かける「古物取扱い許可証 第〇〇△△号」という古物の営業許可免許。
どういう場合に必要なの? と疑問に思う人もいるでしょう。
ここでは古物商許可について簡単に説明します。
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目次
メルカリで「売ること」を目的として「購入してから売る」のは転売行為
メルカリを活用するなかで、売ることそのものが楽しくなり、もっと売りたいと思うこともあるでしょう。
メルカリで売りたいものを、メルカリや他のところから買ってきて、購入価格よりも安く売り続けることは問題ありません。
しかし、購入価格よりも高値で売り続けると「転売」にあたり、違法になります。
「古物商許可」が必要な基準は2つ
次の2つの基準を満たしている場合は「古物商」許可が必要になります。
1. もともとの物品所有者に利益があったか。
2. 転売利益を目的としているか。
例えば、洋服をメルカリで売るとしましょう
リサイクルショップで売られている洋服を買い取って、メルカリで売る場合は、リサイクルショップは洋服を第三者から買い取っているので、もともとの洋服所有者に利益があります(1を満たす)。
買い取った洋服を買い取り金額よりも高値でメルカリを使って販売したら利益が発生した(2を満たす)。
「古物商許可」は何のためにある?
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各都道府県の警察署で許可を受けられる制度である古物商許可は、万が一、取り扱う中古品に盗難品が混入した場合に発生するさまざまなトラブルを避けるためにあります。
「古物商許可」を取るのは簡単
古物商許可の取得には取得試験が課されることなく、比較的簡単に取得できます。
ある一定基準を満たしている人であれば、必要書類と手数料2万円程度で直接警察署へ申請ができます。
そして、書類提出後に特に問題がなければ、約1か月前後で許可通知が届き「古物商許可」が取得でます。
迷ったら、近くの警視署の窓口で相談しよう
「古物商許可」を取る必要があるかどうかが個人で判断がつかない場合は、最寄りの警察署の窓口で相談を受け付けていますので、相談してみるのも方法です。
自宅の不要品を売る程度なら「古物商許可」は要らない
メルカリで自宅の不要品や私物を売っている限りは「古物商許可」は必要ありません。
もし、今後、利益を出す、売り上げようとする目的でメルカリを活用するのであれば「古物商許可」を取得しておいたほうが無難でしょう。(執筆者:森山 胡桃)