と思う主婦は多いのではないでしょうか。
私もその1人で、献立や味付けに悩んだ日は数知れず、主婦歴10年目ですがいまだに1番悩む家事は料理です。
そんな筆者が、料理を手軽にレベルアップするためにおすすめの方法が
です。
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え、それだけ? と思うかもしれません。
醤油や塩など、主役級の味付けをする調味料ではなく、お酒です。
でも、実はお酒は料理を引き立てる影の引き立て役で、良いものを使えばそれだけ料理がレベルアップする調味料なのです。
毎日の料理で使うお酒を変えるとどうなるのか、料理酒と清酒の違いやコスパも含めてご紹介します。
目次
和食で使う「お酒」には、清酒を使ってもいい

毎日の料理に欠かせないお酒は、肉や魚の臭みを消したり、料理にコクや旨味を出したりするために欠かせない調味料です。
多くの家庭で料理に使われているのは、スーパーの調味料コーナーにある「料理酒」だと思います。
しかし実は、お酒コーナーにある「清酒」を料理用のお酒として使えます。
筆者の主人は飲食業、いわば料理のプロです。
和食を提供するお店でプロが調理に使うのは基本的に質の良い清酒だと言っていました。
一般家庭でも、普段のお酒を料理酒から清酒に変えれば、たった数百円でいつもの味が格段にアップするのでおすすめです。
料理酒と清酒の違いとは? 値段と味の仕上がりの差を比較
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料理酒とは、アルコールにアミノ酸や糖類、塩分などを加え、清酒の風味に近づけて作られた合成清酒の一種です。
アルコール分は16度未満と定義されています。
合成清酒のうち、料理酒はお酒として飲むことができないように塩を入れて販売することが酒税法で決められています。
飲用のお酒ではないので酒税がかからず、販売価格も安くなっているため多くの家庭で普及しています。
対して清酒とは、米、米こうじ、水の他、酒税法で定められた原料のみを元に作られたお酒で、アルコール分は22度未満と定義されています。
合成清酒と違い飲用なので酒税もかかりますし、販売価格もその分高くなっています。
ただ、飲むことを目的に作られている分風味があり、旨味が増すのが大きな特徴です。
料理酒と清酒の大きな違いは、値段と食塩の有無による料理の仕上がりと言えます。
・清酒……1リットルあたり600円~700円前後※ 食塩は入っていない
質が良い純米酒などはもっと高くなります。
料理酒は、2~3%程度の食塩が含まれることが義務付けられています。
しかしこれだけ料理酒が普及しているにも関わらず、和食のレシピ(特にプロの料理人が執筆しているもの)本で記載される「お酒」とは清酒を指すことが多いので注意が必要です。
清酒を材料とする和食のレシピで、食塩が入っている料理酒を使う場合は塩分を調整しなければ、知らず知らずのうちに塩分を取りすぎてしまいますし、塩分の有無で料理の仕上がりも変わってきます。
塩分が含まれていない清酒の場合、料理酒よりも食材の旨味を閉じ込め、肉や魚などはより臭みを消す効果がより大きくなるといわれています。
実際に筆者も食塩なしの清酒を使っていますが、魚料理などの場合は特に臭みの点で違いが出ますし、きれいな照りが出て味がぐっと引き締まっているのがわかります。
料理に使う清酒の選び方
普段の料理をグレードアップしてくれる清酒ですが、清酒にも純米酒だったり、料理用の清酒だったりとさまざまな種類があります。
一番のおすすめは米と米こうじだけで作られた純米酒ですが、純米酒は質が良い分値段もそれなりに高くなるので、手が出しにくいという人も多いと思います。
そこで筆者がおすすめするのは、料理用の清酒として販売されている「料理清酒」と言われる商品や、純米酒の規格ではないけど主原料は米と水だけで作られているお酒です。
ネットで購入できる商品としては、以下のものが代表的です。
宝酒造 「料理のための清酒」
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販売価格:1.8リットルあたり900円~1,000円程度
小山本家酒造 「米だけのやさしい思いやり」
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販売価格:1.8リットルあたり900円~1,000円程度
上記の商品はあくまで例ですが、地元の酒屋などでも食塩不使用で、原材料がシンプルな清酒は大容量の紙パックで安く売られているのでおすすめです。
清酒で手軽に料理をランクアップ
清酒は料理酒より数百円高くなってしまうのがネックです。
しかし、たった数百円払うだけでスキルもテクニックもなく料理をランクアップできます。
自然に減塩できることも考えれば、この数百円は食卓への上質な投資になると思います。
たまには少し高い調味料を使い、手軽に料理をランクアップしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:服部 椿)