ドコモが、新しい料金プランをはじめます。
料金が高い、プランがわかりにくいと言われていたことを受け、「最大4割の値下げを実現する」とうれしいお言葉です。
本当に使い勝手はよいのか、料金はさがるのか、検証してみました。

目次
これまでのドコモのプランは
で構成されていました。
スマートフォンに限って言えば、通話料だけでもプランは4つ、データ通信に至っては使用量によって支払う「ベーシックシェアパック」と3つの定額プランから選択し、それぞれ組み合わせるのです。
さらに人によっては、機種代金が加算されてくるのですから、ややこしいと感じる人は少なくなかったのでしょう。
今回発表されたプランは2つ
毎月最大30Gまで速度制限なしの「ギガホ」、もしくは使ったぶんだけ支払う「「ギガライト」からの2択です。
そのどちらもが、音声通話とデータ通信が一体となった料金プランです
つまり決め手となるのは、どれだけデータ通信をしているかだけです。
しかもそのデータ量にしても、以前のように家族でシェアすることがありません。
自分だけの使い方に合わせて考えればよいのですから、とてもラクになりました。
「ギガホ」「ギガライト」はどう違う?

ギガホは、最大30GBまで速度制限なし、容量超過後も送受信最大1Mbpsの速度で利用可能です。


一方ギガホライトは、7GBまでを4段階に区切り、使用した量によって自動的に料金が決まります。

単純に考えれば、
という選択が一般的でしょう。
実際に安くなるのか、検証してみる
筆者の3月分の携帯料金は、4,586円です。
シェアパック5Gの料金を2人で分割し、通話はシンプルプランに加入しています。
同じ条件になるように、docomoのおてがる料金シュミレーションをやってみます。
ギガライトのステップ2でシミュレーションしてみたところ、4,586円は3,218円になりました。
1,368円、約3割減です。

なぜ安くなるのか、お得な3つのサービス
1. 「みんなドコモ割」

今回加わったこの特典では、「ファミリー割引」を契約している回線数に応じて、2回線なら月額500円、3回線以上は月額1,000円(いずれも税抜)の割引が受けられます。
これは三親等以内の親族であれば、同居・別居を問わず、また家族の契約プランを問いません。
そのため、これまでから格安契約の筆者はギガライトだけでは4,298円と大した変化はなかったものの、家族みんなドコモですから3回線以上1,000円の割引が受けられます。
大きいです。
2. 「ドコモ光セット割」

さらにドコモ光を契約していれば、「ファミリー割引」グループ内の「ギガホ」、「ギガライト」の月額料金から、永年最大1,000円割引されます。
上記の検証でも、3月分の料金にはドコモ光のセット割、約1,100円が引かれていますが、ギガライトのシミュレーションには入っていません。
実際にはまだ下がりそうな気配です。
3. 「ギガホ割」

9月30日までに「ギガホ」を契約すれば、最大6か月間月額1,000円引になります。
ただし、通話料には注意
家族間通話は無料ですが、それ以外の通話は30秒あたり20円かかります。
通話が多い方には、以下のオプションで別途契約することをすすめられています。

けれども、今や多くの人が使っているLINEを使えば通話料は無料です。
また楽天でんわを使えば、30秒あたり10円と半額になり楽天ポイントがゲットできます。

結果は、安くなる可能性大
筆者はドコモとの付き合いは長く、かれこれ18年以上になります。
その中でも、今回のプランは一番わかりやすく、4割減とまではいかなくても安くなると感じました。
ドコモの利用者は1GB以下が4割だといいます。
1GB未満の使用で3回線以上のファミリー割引のグループを組んでいれば、料金はなんと1,980円です。
安くなる可能性は大です。
ぜひ一度シミュレーションしてみてください。
なお、今ならお得な「My docomoでお手続きキャンペーン」が実施されています。

5月21日までに事前エントリーし、申し込みすれば500dポイントゲットできます。(執筆者:吉田 りょう)