海外旅行は人生のなかでとても楽しみなイベントのひとつです。

しかし、旅先でまさかの大けが、携行品を盗難されるといったトラブルがないわけではありません。
そんなときに頼れるのが海外旅行保険。
「クレジットカードの旅行保険は補償が小さくてちょっと心配…」という方もいれば、「海外旅行前には、必ず損保会社の旅行保険に別途加入している」という方もいます。
万が一に備えて、補償はしっかりしておくのは良いことだと思いますが、旅行保険はその都度加入しなければならず料金がかさみます。
「その都度プランを見積もって加入するのは面倒…」
と思っている方に、今回は「実質年会費無料」で「損保会社並みの海外旅行保険が付帯」されている「rebonカード」をご紹介したいと思います。
目次
rebon(りぼん)カードってどんなクレジットカード?

rebonカードは山陰信販株式会社が発行している女性用クレジットカードで、知名度はまだまだですが、楽天カードやdカード、イオンカードと同じように国内在住であれば申込みができるようになっています。
地方のデパートや提携店でお得になるというクレジットカードではなく、利用先問わず1,000円で5Pというポイントプログラムがあり、全国で使える「rebonカード club off」が付帯されているので、ガスト、上島珈琲店をはじめグルメ、レジャー、宿など約20万軒の優待が受けられるというお得さが魅力です。
さらにこの優待は会員同行者も適応です。
気になる年会費は1,500円(税別)で、年1回利用で翌年度無料、実質年会費無料なため、club off利用だけでもお得でしょう。
注目は海外旅行保険
rebonカードは実質年会費無料ながら、海外旅行保険が付帯されています。
その補償内容は損保会社並みの手厚さです。

注意点
rebonカードの海外旅行保険は渡航3週前に専用申込書で申し込むことが決まりとなっています。
海外旅行が決まったらrebonカードの裏側に書かれている電話番号に問い合わせましょう。
他社の海外旅行保険と比較してみた
申請タイプの実質年会費無料でこれだけの内容を最長15日間補償というのは、今のところrebonカードしか知りません。
どれくらいすごいことなのかを知ってもらうため、損保ジャパン日本興亜が提供する海外旅行保険と見比べてみましょう。
こちらは同じく15日間、行き先は台湾、一人旅で設定しました。


損保ジャパン日本興亜は15日間で6,960円(2019年5月8日現在)ですが、rebonカードは無料となり、料金だけで見ればrebonカードの方がお得です。
しかし、補償内容は異なる部分もあるため、自分はどこを重視するのかを考えてからどちらに申し込むのかを決めるといいでしょう。
それでもrebonカードの海外旅行保険のすごいところは、治療・救援費用が無制限であることです。
ジェイアイ傷害火災保険株式会社の2017年トラブルデータによると加入者の海外旅行中の事故発生率は3.42%(29人に1人)となり、もっとも多かった補償項目は治療・救援費用となっています。

治療・救援費用はケガや病気、救急車、入院となった場合の家族の渡航費用などをカバーしてくれるものです。
最も事例の多い補償を手厚く受けられるというのは万が一の備えでとても安心できるポイントです。
注意点
rebonカードは治療・救援費用と応急治療・救援費用が分かれていますので、ここは注意しておきましょう。
日常使いをして、お互いを助け合う意識を持とう
rebonカードは年1回利用で1,500円(税別)の年会費が翌年無料となります。
実質年会費無料とはなりますが、これだけ手厚い海外旅行保険を申請タイプで提供しているので、日常使いをして、クレジットカード会社と利用者の信頼を大切にしておくのが良いでしょう。
クレジットカード会社はクレジットカードの利用があってこそ売り上げが立ちます。
収益がなければrebonカードをずっと愛用していくことはできませんから、年会費無料だから持っておこうというよりも、時々でも使って、年に1回の海外旅行時に旅行保険を使わせてもらおうという持ちつ持たれつの関係を維持していくのが良いでしょう。
rebonカードはまだまだマイナーカードですが、良いスペックを持っているのでぜひ注目してみてください。(執筆者:志田 愛仁)