多くの利用客を獲得すべく、スマホ決済サービス各社ではキャンペーンを展開しています。
そんな中、LINE Pay(ラインペイ)では2019年5月20日~29日の期間中、LINE史上最大の還元祭「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を開催します。
300億円というインパクトは相当なものですが、気になるのはキャンペーンの中身ではないでしょうか。
そこでこの記事では、キャンペーンを最大限に活用すべく、キャンペーンの概要はもちろん
注意点やデメリットなども紹介します。

目次
「300億円祭」キャンペーンの概要
スマホ決済サービスの還元キャンペーンの多くは、サービス利用金額の一定割合を還元する方式ですが、LINE Payの今回のキャンペーンに参加するのに、自己負担は一切ありません。
キャンペーンの流れは、以下の通りです。
(1) 「LINE」アプリ上のキャンペーンバナーをタップ
(2) キャンペーンサイトにジャンプ
(3) サイト内「無料で1,000円相当を送る」ボタンをタップ
(4) LINEの「友だち」リストから送りたい人を選んで送金
(5) 送られた側の友だちのLINEにメッセージが届く
(6) 内容を確認して1,000円相当のLINE Payボーナスを受け取る
1,000円相当のLINE PayボーナスはLINE側が負担するため、利用者側の金銭的負担は一切ありません。

さらに、LINE Payボーナスを送るとLINEスタンプももらえますので、1回で二度おいしいキャンペーンです。
「300億円祭」キャンペーンの注意点とデメリット
300億円という数字のインパクトもあり、かなりおいしいキャンペーンに思えますが、注意しないとお得感もなくなってしまいます。
受け取れるのは期間中1人最大1,000円まで、真の友だちかが試される!
このキャンペーンでは、期間中1人最大1,000円までしかLINE Payボーナスを受け取れません。
送る分には制限がありませんので、LINEの友だちリスト全員に送っても構いません。
ただし、受け取れるのは1人1,000円までのため、最も早く送ってくれた人のLINE Payボーナスのみ受け取れることとなります。
しかも、300億円分送られてしまうとその時点で終了となってしまうので、最も早くLINE Payボーナスを送ってくれるのは誰か、真の友だちが試されるわけです。
LINE Payボーナスが原因で友達関係がギスギスしないことを祈るばかりです。
「LINE Pay」の利用登録と本人確認をしないとLINE Payボーナスを受け取れない
せっかくLINE Payボーナスを受け取っても、期間中に「LINE Pay」の利用登録と本人確認の受付を完了しないと、「LINE Payボーナス」を受け取る権利は失効します。

・ かんたん本人確認:本人確認書類の画像データ・自撮り写真をアップロードする
・ 銀行口座による本人確認:各銀行のサイトにジャンプして必要情報を入力する
・ 郵送本人確認:郵送されるハガキに記載のQRコードを読み取るか16桁の英数字を入力
LINE Payカード・QUICPay+の支払いには利用できない

受け取った1,000円分のLINE Payボーナスは利用方法が限定されており、LINE Payカード・QUICPay+の支払いには利用できません。
LINE Payカードならば世界のJCB加盟店やオンラインショッピングで、QUICPay+ならばコンビニなどで幅広く使えるので、この点は残念です。
出金もできず、LINE Payボーナスが利用可能なのは、
・LINE Payでの各種支払い
・友だちに送る
・LINE Pay加盟店での利用
といったところです。
・ローソン
・スシロー
・イケア
・松屋
・ミュゼプラチナム
・ヤマダ電機
・ビッグエコー
・MKタクシー
・ZOZOTOWN
・ラクマ
などでLINE Payボーナスを利用できます。
「300億円祭」はLINEのヘビーユーザー獲得の布石
本人確認をしなくてもLINEのメッセージなどは利用できますが、受け取ったLINE Payボーナスを使うには本人確認が必須で、1,000円はその手間賃、といった意味合いが強いです。
LINE Payボーナスは比較的オープンな使い道の「LINE Payカード」、「QUICPay+」では利用できず、クローズドな使い道に限定していることも、LINEの経済圏内でお金の流れを活発にしようとしている感じがします。
今回の「300億円祭」、LINEにあって他のスマホ決済サービスにない「友だち」を巻き込んで、ヘビーユーザーを獲得しようとする意気込みが見て取れます。(執筆者:角野 達仁)