ふるさと納税は、実質2,000円でさまざまな返礼品をゲットできるお得な制度です。
しかし、寄付金の支払いが家計を圧迫していると感じる人も多いでしょう。
そこで今回は、ふるさと納税が家計を負担しているように感じる理由や対策、おすすめの返礼品までご紹介いたします。

目次
ふるさと納税は一時的に家計を圧迫する
ふるさと納税をすればするほど、家計の負担が増えるように感じることがあります。
もちろん、いろいろな返礼品をいただけること、そして実質2,000円の負担で利用できるというのは事実なので、お得なことに変わりはありません。
ふるさと納税は税金の前払い
「ふるさと納税が家計に負担になる」というのは、寄付金を一時的に家計から捻出しなければならないことが大きいです。
筆者を含め、多くの方は「ワンストップ特例制度」を利用しているかと思いますが、この場合、寄付した分を翌年の住民税から控除されます。
つまり、ふるさと納税は税金を前払いするような形です。
そのため、実質2,000円の負担であっても、実際に引かれるのは来年なので、今年の所得税と来年度分の前払い分、2つの支払いをしていることにもなります。
また、翌年に所得税から引かれているとはいえ、現金で還付されるわけではないため、お得さをダイレクトに感じられないというマイナスポイントがあるんです。
「ふるさと納税予算」を立てて、家計の負担を減らそう
ふるさと納税の寄付費用が家計を圧迫することは避けられません。
少しでも家計の負担を減らすには、あらかじめ「ふるさと納税分」として限度額相当の予算を立てておくことが大切です。
予算は1~3月のうちに確保しておくのがおすすめ
ふるさと納税の予算をボーナスから補填したいという方は、前年の12月ボーナスから用意しておきましょう。
たとえば、2019年分のふるさと納税予算は、2018年12月のボーナスから準備しておくということです。
早めに予算を確保しておくことで、寄付にかかるお金が家計を圧迫し、生活がカツカツになるのを防ぐことができます。
家計を圧迫しない、上手な返礼品の選び方

たとえ一時的ではあっても、ふるさと納税の寄付金が家計の出費を増やしてしまうことは避けられません。
寄付金を捻出するためには、他の出費を減らす必要があります。
支出をもっとも抑えやすいのは「食費」です。
そのため、食費節約につながる返礼品を選ぶことで、家計の圧迫を防ぐことができます。
食費節約につながる返礼品を選ぶ条件
数多くの返礼品から、食費の節約に大きく貢献してくれるものを選ぶのはなかなか難しいですよね。
そんなときは、以下の条件を参考に選びましょう。
・ 1万円以内の返礼品を選ぶ
・ アレンジ幅が広い食材を選ぶ
これら3つがすべて当てはまる返礼品は、食費を抑えやすいのでおすすめです。
筆者の経験上、内容量に関しては、豚肉なら4kg以上、鶏肉なら6kg以上を目安としています。
また、内容量が多くても、ハンバーグなどの加工品よりは、こま切れ肉や切落しなど、さまざまな料理にアレンジしやすいです。
おすすめの返礼品3選
具体的にどんな返礼品がおすすめの返礼品を、ふるさと納税マニアの筆者が厳選して3つご紹介いたします。
〈千葉県多古町〉【農場直送】千葉県産三元豚 元気豚切り落とし4kg(500g × 8袋)
豚のウデ肉とモモ肉の切り落としが、大ボリュームの4kgセットで届きます。
瞬間冷凍されているため鮮度も抜群、臭みがなくさっぱりとしているので、いろいろな料理にアレンジがしやすいですよ。
500gずつ小分けにされていますし、肉同士がくっつかずバラバラになっているので使いたい分だけ使えます。
〈広島県安芸高田市〉熟成 鶏むね・ささみ 計8,000g(チルド)
脂分の少ない鶏むね肉とささみですが、この鶏肉はすべて新鮮なうちに出荷しているため、肉質が柔らかくうまみもしっかりあります。
からあげやバンバンジー、チキン南蛮などさまざまな鶏肉料理にアレンジが効きますよ。
むね肉6kg、ささみ2kgの計8kg届くのも、家計にうれしいですね。
〈長崎県長崎市〉たっぷり28枚入り「長崎蚊焼干し」規格外干物セット
長崎でとれた新鮮な魚を秘伝のタレにつけて、1枚1枚丁寧に作った干物のセットです。
魅力は、なんといっても28枚というボリューム。
あじやさば、かますなど、種類豊富な魚が食べられるのもうれしいですね。
また、規格外ではありますが、正規品よりもすこし小ぶりというだけで品質はまったく同じになります。
かなりお得度高い返礼品ですよ。
1万円の寄付でこれだけの魚がもらえるのは、かなりお得度の高い返礼品と言えますね。
あらかじめ予算を組んでおくことが肝心
ふるさと納税が一時的に出費を増やしてしまうことは、どうしても避けられないことです。
少しでも家計の負担を減らすためには、あらかじめ予算を組んでおくことで改善されます。
また、選ぶ返礼品は、食費節約に貢献できるものがおすすめです。(執筆者:三木 千奈)
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