食費を抑えたいときに1番簡単な方法は、安い食材を上手に利用することです。
けれども、いくら低価格で購入しても使い切れなければ、意味がありません。
また、おいしくなければ続きません。今回は100円前後で手に入る食材6つを、満足感いっぱいに食べ切るコツをご紹介します。
目次
1. 鶏むね肉は甘酒を使ってガッツリ食す
今や節約食材としてお馴染みの鶏むね肉は、安ければグラム当たり50円未満というときも少なくありません。
これなら健康のためにも大事なタンパク源をがっつりとって、旺盛な食欲も満足できます。
むね肉の短所「パサつき」を補う
むね肉には気になることは、味のパサつきです。
そこで筆者のイチオシは、飲む点滴としても評価が高い甘酒を使用することです。
使い方は簡単、甘酒をもみこんで調理するだけ。
すると、甘酒の酵素の働きから肉質はしっとり、味わいが変わります。
冷凍保存するならなおのこと、むね肉1枚にスプーン1杯程度の甘酒を加えておくだけで、柔らかい仕上がりになります。
以下のようなサラダチキンは、お弁当にもおつまみにもピッタリ、ぜひお試しください。
2. ひき肉は味変させて子どもも大好きメニューに
牛でも豚でも鶏でも、ひき肉になれば100円前後で購入できることが多いため、これを見逃す手はありません。
ひき肉にコクを出すなら、味噌がおススメ。
冷蔵庫にある野菜をみじん切りにしてたっぷり入れれば、バランスの良い一品になります。
多めに作って焼いておき、調味料をかえることでハンバーグ、ミートボール、甘酢あんと手軽に味変できます。
3. いざというときのために、缶詰を常備

近ごろ健康効果からも話題を集めている缶詰は、スーパーだけでなく100均でも買えるほどリーズナブルです。
またドラッグストアでも取り扱いがあるので、場合によっては、現金を使わなくてもpay払いやポイントだけでもゲットできるというメリットがあります。
味付けが完成している商品も多いので、防災用はもちろん「もうへとへと…」で何も作る気が起こらないときに、助かります。
とりわけ、さばやいわしなどは骨まで柔らかく、年代を問わず食べやすいのもうれしいポイントです。
あらかじめ味付けしてあるものを利用し、ショウガをたっぷり利かせて炊き込みご飯にすると、控えめの調味料でもおいしく仕上がります。
4. 豆腐は冷凍保存で常駐メンバーに
夏には冷奴、冬には湯豆腐だけでなく、麻婆豆腐や豆腐ステーキ、肉料理のカサ増しにできます。
豆腐は低価格で応用範囲が広く、あると便利な食材です。
最近は真空パックで長期保存ができる商品もありますが、使いきれなければぜひ、冷凍保存してください。食感が変わります。
煮物にすると高野豆腐のように煮汁をたっぷり含むので、普通に煮含めるより食べ応えがあります。
また、水切りが不要になることから、ナゲットやハンバーグなどのカサ増しとしても加えやすくなります。
5. もやしは味のしっかりした調味料と合わせて

もやしは、改めていう必要もないくらい、定番の節約食材です。
一袋10円に満たないときもあるほど、コスパは抜群です。
味が淡白なため、色々な食材と相性が良いのも使いやすいポイントの一つですが、しっかりした味つけにすると、より満足感がアップするでしょう。
マヨネーズ × お好み焼きソースや焼き肉のたれなら、調味料を色々合わせる手間もなくそれだけで味が決まります。
野菜の保存には水分と乾燥に要注意
もやし以外にも野菜は、きゅうりやカイワレ大根、豆苗など安価なものも多く、彩りや味わいにおいても食卓に欠かせません。
しかしデメリットは、傷みやすいこと。保存するときは、水分と乾燥に注目してください。
例えば、
・なす… 1本ずつラップに包む
・ほうれん草など葉物野菜… すぐ調理できないときは、乾燥を防ぐため全体を袋で覆う
・カイワレ大根… 使い切れないときは、2日に1回くらい少量の水を加える
などの対策をすると、より長持ちします。
お菓子や飲み物などの嗜好品、おいしそうなお惣菜など、食費は節約したくても、誘惑がいっぱいです。
そんなときはご紹介した食材を、思い出してください。
真っ先にこれらの食材をかごに入れる、それだけである程度の「買う」という欲求は満たされます。
まずは「節約食材から!」が、食費を減らす第一歩です。(執筆者:吉田 りょう)