業務スーパーの冷凍惣菜は、驚きのコスパを誇っている激安商品が多いです。
食費を節約に助かりますし、手抜きをしたい時ストックしておくと重宝します。
しかし、中には油で揚げ調理が必要なものも多いです。
もちろん、食材をカットして衣をつけて…という手間が省けることは助かりますが、最後は自分で揚げないといけないのが面倒という方も少なくないかと思います。
また、冷凍のものは、油ハネや爆発が怖いという人もいるでしょう。
そこで今回は、業務スーパーの「揚げ調理」をラクにする方法やコツについてまとめました。
目次
まずは「オイルスプレー」を用意しよう

筆者が調理によく使っているのが、オイルスプレーです。
オイルスプレーは、サラダ油を霧吹きのようにスプレー状にして使うことができます。
広範囲に油をまんべんなく振りかけることができるので、油のムダ遣いを防ぐことができますし、なによりヘルシーに仕上がるメリットがあります。
業務スーパーの揚げ調理をラクにする上で、欠かせないアイテムとなります。
オイルスプレーのボトルは、無印良品やネットショッピングで購入できます。
ただ、1個2,000円程度と少しお高めなので、筆者は100均の真空ボトルで代用しています。
1. フライパンで揚げ焼きにする

もっとも手軽な方法が「揚げ焼き」です。
たっぷりの油で揚げるのではなく、フライパンに油を敷いて焼くように揚げることで、油ハネを防げます。
また、使用する油も少量で済むので経済的です。

油で揚げたのと変わらないくらいサクサクに仕上がります。
フライパンで揚げ焼する際の注意点
揚げ焼きにする際は、油の温度が高くなりすぎないよう火加減に注意しましょう。
火加減が強すぎるとコゲ付く原因になってしまいます。
また、少しの油ハネでも気になるようであれば、ニトリの「油ハネ防止ネット(税込み399円)」を利用しましょう。
蒸気は通しつつ油ハネをガードしてくれる優れものです。
筆者も長年愛用していますが、お値段以上の価値があります。
2. ノンフライヤー × オイルスプレー

筆者が業務スーパーの冷凍惣菜を調理する際は、ほとんどノンフライヤーを活用しています。
ノンフライヤーは、油を使わず、熱風を使って揚げ物を作れる調理家電のため、揚げ調理をラクにするためにはうってつけです。
唐揚げなど、素材そのもの脂分がある場合はそのままノンフライヤーで調理するだけで美味しく仕上がります。
ただし、冷凍コロッケなど素材の脂分が乏しい場合は、オイルスプレーで一吹きしておけば仕上がりはサクサクです。

油を少ししか使わないので、あっさり仕上がります。
たくさん食べても胃もたれしないので、揚げ物が得意ではない方にもおすすめです。
1個でもさっと作れるので、お弁当におかずとしても重宝します。
ノンフライヤーで調理する際の注意点
ノンフライヤーで調理をする際は、設定温度と温め時間に注意しましょう。
温めすぎると、コゲついたり食感が固くなったりする場合があります。
また、ノンフライヤーで調理をした後は、不要な脂がバスケットに溜まるので、都度洗い流しましょう。
3. トースター × オイルスプレー
ノンフライヤーがない場合は、トースターで代用するのも便利です。
同様に、から揚げのような脂分のあるもの以外は、オイルスプレーを使用しましょう。
トースターで調理する際の注意点
トースターの場合、表面はカリっと仕上がっても、中まで火が通らず中心部は凍ったままになってしまうこともあります。
中までしっかり温めるためには、電子レンジで温めてからトースターで温める2段階調理がおすすめです。
少し手間はかかりますが、味は各段にあがります。
4. 電子レンジの自動調理機能 × オイルスプレー

電子レンジによっては、鶏のから揚げやフライなどの自動調理機能が付いているものもあります。
業務スーパーの冷凍惣菜も、オイルスプレーを上手く使いながら自動調理機能を使うととてもラクです。
また、電子レンジの場合、一度に大量調理ができるので、4~5人分のおかずを用意するときはぜひ活用しましょう。
油を少し振りかけるだけなので、仕上りはノンフライヤーとほとんど同じです。
電子レンジで調理する際の注意点
自動調理機能といっても、必ずほどよい塩梅で仕上がるということではありません。
そのため、すべて自動でまかせず、ときどき様子を見ながら調理時間を調整しましょう。
まとめて揚げてから冷凍保存する
そもそも揚げること自体面倒に感じる人も多いでしょう。
しかし「揚げ調理」と記載のある商品は、何かしらの方法で調理をする必要があります。
いちいち調理するのが面倒な方は、全部まとめて揚げてしまいましょう。

揚げた後に冷凍保存をする手順
揚げ調理済みの惣菜を冷凍保存する場合は、以下の手順で行いましょう。
2. バットなどに重ならないように並べて、しっかり冷ます。
3. 使う分ずつまとめてラップに包む。
4. ジップロックなどの密閉袋に空気が入らないよう保存し、冷凍庫に入れる。
保存期間は1か月程度
一度油で調理した食品は、酸化が進むため風味が変わってしまいます。
そのため、1か月程度を目安に食べきるほうが、おいしい状態でいただけます。
食べる時は、ノンフライヤーorトースターがおすすめ
市販のお弁当おかずにも言えることですが、調理済みの揚げ物系おかずは、電子レンジで温めると仕上がりがしなっとしてしまいます。
カリっと調理するには、ノンフライヤーもしくはトースターがおすすめです。
余分な脂が落ちて、カリっと仕上がりますよ。
温めすぎるとコゲたり固くなったりするので、調理時間には注意しましょう。
調理法を駆使して、時短調理
業務スーパーの冷凍惣菜は高コスパで時短になるものがほとんどです。
しかし、揚げ調理そのものが苦手な方にとっては、ハードルが高いと感じることもあります。
ですが、ここで紹介した調理法を駆使すれば、大量の油で揚げなくても美味しく仕上げられます。
ぜひ一度お試しください。(執筆者:三木 千奈)