欲しいものを我慢しているはずなのに、お金が貯まらないと感じたことはありませんか。
「欲しいものを我慢している」ということは、
ということです。
何を基準にお金を使っているかは、ふだんの言動から読み取れます。
「こんな口ぐせがあったら要注意」の、お金に関する7つのNGワードを紹介します。
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目次
「こんな口ぐせがあったら要注意」の7つのNGワード
1.「ふつう~でしょ」
使用例
「七五三の着物どうする?」
「ふつう買うでしょ」
2.「とりあえず」
使用例
「この靴下3足で1,000円だって!」
「じゃあ、とりあえず買っておこうか」
3.「みんな持っているし」
使用例
「スマホ買ってよ~クラスのグループLINEに入りたいんだ」
「う~ん端末も利用料も高いけどね…でも、みんな持っているし買ってあげようか」
4.「どれが正解だろう?」
使用例
「どの学校へ行くのが我が子にとって正解かしら?」
5.「~すべき」
使用例
「幼稚園に入ったら習い事の1つでもすべきよね」
6.「仕方ない」
使用例
「また飲み会に行くの?」
「付き合いがあるんだよ、仕方ないんだ」
7.「当たり前」
使用例
「部長、今日もごちそうになっていいんですか?」
「ああ、上司が奢るのは当たり前だからな…」
共通項は「他人軸」でお金を使っていること
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7つのNGワードには共通点があります。
それは
ということです。
「人からどう見られるか」、「損をするか、得をするか」などが判断基準になっています。
日本は協調性が重視される社会です。
自分の「行動」や「発言」について、周囲と歩調を合わせなければならない場面がたくさんあります。
しかし、「お金」はそうではありません。
「お金をどう使うか」という大切な判断を、世の中や他人に委ねる必要はないのです。
自分のお金は「自分がしたいこと」、「自分が欲しいもの」、「自分にとって本当に必要なもの」に使って構わないはずです。
ところが、会社や地域社会で普段から周囲との協調に心をすり減らしている人は、お金を使う基準もつい周囲に合わせてしまいます。
成功者は「自分軸」でものを選んでいる
成功している人は、収入や資産が増えても、それに比例して出費をするようなことはありません。
自分の考え方でお金を使い、ものを選びます。
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、約8兆円もの資産を保有する「究極の貯まる人」ですが、いつも同じ格好をしています。
シンプルなグレーのTシャツは、ブルネロクチネリというイタリアのブランドのものと言われています。
ブランドサイトによると、価格は3万円から5万円ほどするようです。
以前、本人がFacebookに投稿した自宅クローゼットの画像を見ると、同じTシャツとパーカーがずらりと並んでいます。
巨大企業のCEOという超多忙な仕事をしていると、1日に何度も重要な判断をしなければなりません。
そこで「できるだけ決断の数を減らしたい」という思いから、服選びに困らない今のスタイルを築いたようです。
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同じ服を着ている人と言えば、スティーブジョブズ氏もそうでした。
また、オバマ元大統領も、紺かグレーのスーツ以外を着ているのを見た記憶がありません。
成功者は、
を持っています。
そういう人は、お金の使い方にもブレがありません。
世の中の基準に自分を当てはめていくのではなく、自分の軸に沿ってときに必要なお金を使いながら、道を切り開いていると言えます。
【貯蓄体質になる】貯蓄グセがない人がするべき3つのこと FP資格を持つ筆者が具体的に解説
「~したい」が増えてきたら、お金が貯まり出す
お金に関する7つのNGワードを口にしないように心がけたら、どのような変化が起こるのでしょうか。
まず、自然と増えてくる言葉があります。
それは、
です。
「他人軸」ではなく、「自分軸」でお金の使い方を判断できるようになると、「~したい」という前向きな気持ちからお金を使えるようになります。
そして、自分のお金を本当に欲しいものや必要だと思えるものに使って、本物の満足感を手に入れることができるのです。
そうなると、無駄な出費が減り、お金も貯まってくるはずです。(執筆者:石田 彩子)