マイナス金利、ゼロ金利、定期にしても金利は1%を切る時代です。
金利と言えども利益はほぼなく、「もう期待していない」そんな声でいっぱいの世の中です。
終身保険はその名の通り、一生涯の保障、そして貯蓄機能もあるため、解約返戻金を利用すれば、いざという時のために現金化できる点、定期保険(掛け捨て)と合わせることにより、補償額を高く設定したい時期に定期保険の下に敷いておくことで一生涯の保障、または貯金にもなる便利な保険でした。
しかしながら、このような金利の中、保険料も高く、顧客ニーズに合わない状況になり、売り止めになる会社も多数ありました。
そんな中、一生涯の保障をできるだけ割安な保険料で準備をしたいというニーズに答えを出すことに成功した会社があります。
東京海上日動あんしん生命です。

目次
「解約返戻金」をゼロにして支払う保険料を割安にした終身保険が登場
東京海上日動あんしん生命は、このような顧客ニーズにこたえるべく、「解約返戻金」をゼロにすることによって、支払う保険料を割安にした終身保険を2019年7月2日発売しました。
こちらは、もともとの既存の商品、「メディカルKitNEO(医療総合保険(基本補償・無解約返戻金型))」や、「メディカルKitR(医療総合保険(基本補償・無解約返戻金型)健康還付特則付加)、「あるく保険(新医療総合保険(基本補償・無解約返戻金型)健康増進特約付加)」とセットで加入が可能です。
そして今回の目玉は何と言っても「終身死亡保障」に保険料不要で付加できる特定悪性新生物保険前払金特約です。
「重篤ながん」と診断された時に、
今の時代にとてもマッチした内容なのではないでしょうか。

所定のがんとは
所定のがんとは、悪性新生物のうち、
「再発または、他の臓器に転移したものであること」を診断確定されたとき、
またはこれに該当せずに「標準治療がないこと」
「標準治療が終了していることまたは、標準治療の終了が見込まれること」
と診断確定された場合のことをいいます。
ですから、現在、標準治療ではない「がんゲノム医療」などの治療費が高額になるケースも、保険金が支払われる(死亡保険金の全部または一部に変えて保険金を受け取れます)ので、この保険は一躍かってくれ、頼もしいです。
女性疾病補償特約も

さらに女性疾病補償特約もあり、9日以内の入院でも10日分の入院給付金を支払ってくれる「初期入院保障特則」を付帯できる改定を行ったとのこと。
女性特有の疾病で長期入院になる場合にも安心できるよう、入院日数制限を無期限にした選択も用意し、女性にも優しい保険となっています。
既に終身保険に入っている方も多いでしょうが、生命保険を活用した貯蓄目的の方が多く、言い換えれば、解約返戻金目的で入っているといっても過言ではありません。
今回新発売したこの保険は、顧客の死亡保障をなくすことなく最低限の死亡保障と、それに付随して付帯できるがんや女性疾病をお得感満載で付帯できる「ちょっとの追加で生涯の安心」が買えるところが一番の魅力です。
メディカルKitRの保険料例
気になる保険料をメディカルKitRの保険料例で見てみましょう。
・ 入院日額5,000円
・ 特定疾病保険料払い込み免除特則あり
・ 1入院60日、手術Ⅰ型
・ 死亡保険金の給付倍率500倍
30歳男性で6,145円、40歳男性で9,010円、50歳男性で1万3,845円
30歳女性で6,345円、40歳女性で8,455円、50歳女性で1万1,120円
このうち、終身死亡保障部分の保険料は、通常の終身保険よりも
40歳男性で2,345円安い、女性で2,212円安い
50歳男性で2,415円安い、女性で2,165安い
というお得感です。

解約し使うと何も残らなかった死亡保障に光
各保険会社も、顧客ニーズをくみ取り、社会情勢と合わせながら一生懸命保険開発をしてくれることは本当にうれしいです。
特に「生命保険」を「貯蓄」としてお考えだった方には、解約して使ってしまうと何も残らなかった死亡保障に光がさしました。
さらに重篤ながんの保障までもついてくる、どこまでも優しい保険の開発は、「人生100年時代を明るく希望のあるものに変えてくれる」そんな気がして今回ご紹介しました。(執筆者:鮫島 ひかる)