私の個人的見解ではありますが、芸能人が銀行を利用する目的のひとつに親への仕送り送金、つまり親孝行があると思います。
芸能界やスポーツ競技の世界で成功を掴んでも親への感謝を忘れない人がいます。
というより、親御さんの教育が素晴らしいのでそのお子さんも素晴らしい人間になるのかもしれません。
親への感謝を示すため、銀行口座に仕送りする親孝行な子供、これについてはさっそく例え話をあげて説明していきます。
(第1回)口座は1つ、金額ハンパない
(第2回)住宅ローンを組みにくい3つの理由
(第3回)不動産投資は「知識勝負」だと実感
(第4回)仕送りをする子と、親の思い
ココだけの話5:送金手数料は銀行へのお礼と言ってくれた親子

地元の星として、その街では知らない人がいないくらい有名人でした。
そのお父さん、銀行窓口で初めて顔を見る行員には必ず「俺は〇〇のオヤジ」と言っていたのですが、その人柄なのか、これがイヤミに感じられることはなく、支店で愛されている名物お父さんでした。
お父さんの口座に毎月のように高額な送金があったそうです。
海外からの送金で外国通貨のまま送られて来ますので、入金するとき両替手数料など多額の手数料を銀行がもらっていました。
手数料も相当な金額で、逆に申し訳ないと思った担当が送金方法を変更して手数料を節約する方法があることを伝えたところ、お父さんは
とその提案を丁重にお断りされたそうです。
ご本人も手数料のことは承知のうえで、お父さんと同じ考えだったそうです。
お父さんは街の小さな商店主でした。
芸能人や家族が来店された場合、周りへの気遣いから応接に通すこともありますが、このお父さんの場合はあえて銀行も特別扱いはしなかったそうです。
銀行でうれしそうに子供の自慢話をするお父さんと、それをにこやかに聞いている銀行員と他のお客様、想像しただけでほっこりする場面です。
ココだけの話6:本人のケガを考え、仕送りを使わない母

あるスポーツ選手はお母さまに仕送りをしていました。
お母さまは、仕送りのお金を使わずにいるので「どうして出金して使わないんですか?」とたずたところ
との答えで、正直感動するとともに、そんな素晴らしいお母さんに定期預金を勧誘した自分が恥ずかしくなったことを覚えています。(執筆者:加藤 隆二)