「もやし」はお金のない月末、食卓を潤してくれます。
もやしは1袋30円程度で購入でき、コスパ抜群の食材です。
しかし、もやしの魅力はその安さだけにとどまりません。
今回は価格以上のもやしの魅力、男ばかりの我が家で愛されるもやしの節約ボリュームレシピをご紹介します。
目次
もやしを大量購入すべき理由

1袋30円のもやしをスーパーに行けばとりあえず1袋2袋はカゴに入れる、という家庭も多いのではないでしょうか。
もやしの最大の魅力はその価格ですが、それ以外にももやしには大量購入をおすすめするさまざまな理由があるのです。
1. とにかく栄養豊富
ひょろひょろで色白の子の代名詞でもあるもやしですが、栄養素が豊富です。
・ タンパク質
・ ビタミン類(C、E、K、B1、B2)
・ カリウム、カルシウム
・ 鉄
・ 葉酸
・ 食物繊維
とくにもやしの葉酸は100μgととても高い数値を誇り、葉酸の1食摂取目安量(80μg)を軽々とクリアするほど多く含まれています。
妊婦の方ほど、もやしをたくさん食べた方が良いとされています。
2. ダイエット効果も高い
もやしの食物繊維量は1袋で約3.16gです。
1食の食物繊維の推奨摂取量(5.7g以上)の半分以上を占めています。
食物繊維が豊富、ということは糖質が低いということです。
糖質が低いと食後の血糖値上昇を抑え、食べたものが脂肪に変わるのを防ぐ効果があります。
ダイエット中の方はもやしを主食にするのがおすすめです。
3. シャキシャキの歯ごたえが満腹中枢を刺激
もやしの栄養素は熱に弱いという弱点があります。
そのため、もやしの調理はさっと火を通す程度で充分です。
シャキシャキとした歯ごたえが咀嚼数を増やし満腹中枢を刺激し、ダイエット効果はもちろん満足感を与えてくれます。
4. カサ増しに最適
もやしといえば、我が家ではカサ増しに使うことも多々あります。
お肉が少ない日はもやしをどっさり投入して炒め、どちらがメインなのかわからなくなることもあります。
もやしの素朴な味は食材本来の味の邪魔をせず、むしろ引き立たせてくれます。
カサ増しに使っても違和感なく食べられる数少ない食材です。
もやしはまとめ買いの冷凍保存がおすすめ!
もやしは傷みやすいからまとめ買いはできない、と思っていませんか?
もやしは冷凍保存が可能です。
もやしの冷凍方法
1. 洗ってから水気をよく切る
2. ジップロックに入れて空気を抜いて封をする
3. 使うときは凍ったまま火にかける
袋のまま保存をする場合もありますが、最初に洗ってから保存をすることで、シャキシャキ感を維持できます。
男だらけの我が家で大人気! もやし節約レシピ
我が家は42歳の職人の夫、大食らいの6歳長男、偏食主義の3歳次男の男だらけの家系です。
そんな彼らが食卓に並ぶと、私のぶんがなくなってしまう大人気のもやし節約レシピを、実際に作ってみた画像つきでご紹介します。
1. もやしのカルボナーラ

【材料】(4人家族分)
・ もやし:2袋
・ バター(マーガリンでも可):適量
・ ベーコン(ブロックタイプがおすすめ):50g以上
・ 全卵:1個
・ 牛乳:250cc
・ パルメザンチーズ(なければピザチーズでも可):大さじ3
・ 小麦粉:大さじ3
・ コンソメ顆粒:小さじ1.5
・ 塩:少々
・ ブラックペーパー:適量
【作り方】
1. 洗ったもやしをビニール袋に入れ、小麦粉を全体にまぶしておく
2. マーガリンをフライパンで熱し、ベーコンに火を通す
3. 1の小麦粉をフライパンに入れ、ベーコンと一緒に炒める
4. もやしに火が通ってきたら牛乳とコンソメ顆粒を入れ、もやしに絡める
5. 火を止めて卵とチーズを投入、余熱で卵に火を通す
6. 塩とブラックペッパーで味を整えて完成
ツイッターで人気の「りゅうじ」さんがレシピを紹介していたことでも人気に火がついたレシピです。
濃厚で子供も大好きな味、ビールにも良く合います。
2. もやしのとん平焼き

【材料】
・ もやし:1袋
・ 卵:3個
・ マヨネーズ:適量
・ ソース:適量
・ 青のり:適量
・ 塩胡椒:適量
・ 牛脂(あれば):適量
【作り方】
1. フライパンに牛脂、またはサラダ油を敷きもやしをさっと炒める
2. 炒めたもやしを別皿にうつし、再びフライパンに油を敷きなおし、ほぐした卵3個を投入
3. 卵をかき混ぜながら半熟で広げていく
4. 卵の片側半分にもやしを入れ、卵を二つ折りにして包む
5. マヨネーズ・ソースをかけ、青のりを振れば完成
お肉なしでも、ソースとマヨネーズで濃厚な一品に。
もやしのシャキシャキ感がたまりません。
3. もやしのチーズチヂミ

【材料】
・ ★もやし:1袋
・ ★ピザ用チーズ:一握り
・ ★かたくり粉:大さじ2
・ ★小麦粉:大さじ4
・ ★塩胡椒:適量
・ 卵:1個
【作り方】
1. ★を全てボウルに投入する
2. 全体に粉がなじんだら、卵を入れてよく混ぜる
3. フライパンに多めの油を敷いて(2) を投入、平たく全体に伸ばす
4. 両面をこんがり焼いたら完成、食べやすい大きさに切り分ける
おやつ感覚で食べられるレシピです。
我が家ではベーコンを入れることもあります。
ポン酢やケチャップをつけて、お好みの味を作ってみてください。
もやしで賢くおいしくお腹を膨らまそう
もやしは肉の添え物、という印象が強いかもしれませんが、実際はメインでも使える食材です。
栄養も豊富、お財布に優しい、ボリュームある、味良し、ぜひ毎日の食卓に活用してみてください。(執筆者:遠藤 舞衣)